満足度★★★
よりコミカルに…
虎のこのオリジナル版と比べて、よりコミカルになり、音楽も強調されて「彫りが深くなった」印象で、演出の違いがまざまざ。
また、初演時もそうだったが使用曲の大半を知っているため、曲が流れた途端に「それかい!」だったりするのも楽しい。
満足度★★★
面白い仕掛け
前情報なしの状態で観たのですが、演劇に対してのちょっと自虐的な部分もあり面白かったです。
雇われバーテンダーのセバスチャンの「酒と音楽によって人の感情を膨らます」能力によって起こるドタバタを描いたコメディ作品ですが、演技が多少悪くても音楽で盛り上げて誤摩化すという演出方法に対してのアイロニーを感じました。
役者にとっては音楽が変わる度に演技のモードを変え、技の見せ所でした。ストーリー自体よりこの仕掛けが面白かったので、もっと音楽によって演技が変わるところを見せて欲しかったです。
人気がなくなって落ちぶれてしまった演出家の役を演じた家入賢仁さんが鬱陶しいけど憎めないキャラで良かったです。
満足度★★★★★
大人も楽しめる素敵なファンタジー
題名だけ見ると、中世を舞台にした芝居のように見えるが、れっきとした現代劇。とても面白くてぐいぐい引き込まれた。楽しかったあ。
誰もが幸せな気分になれる素敵な作品。
悪魔役の小島裕と、演出家役の家入賢仁が息のあった演技でたっぷり笑わせてもらった。