満足度★★★★
すっかり良い(「酔い」?)気分
リーディング系の通常公演とは違ったスタイルで、という「みきかせmeet's」公演、今回は2人の女優(名嘉友美、兵藤公美)の2人芝居にジャグラーでもあるKojiKojiMohejiによるガイタ・ガレーガ(スペイン・ガリシア地方のバグパイプ)の生演奏が絡むという…。
芝居は友人、姉妹、職場の同僚などの会話スケッチ集な感じで、リアルとデフォルメの匙加減が絶妙。1つのパターンを見せた直後に役割が逆転したやや違うバージョンを演じたりするのも面白い。
そこにガイタ・ガレータ(と金属製のリコーダー的なもの)が、BGMやブリッジとして入るばかりでなく、時には会話に割って入ったりもしてさらに面白く、しかもダーツ&ビリヤード・バーでアルコホルを嗜みながらということもあり、すっかり良い(「酔い」?)気分。
コラボもいいです~
最初一体何が起こるのか?何故バグパイプ?みたいな感じが気がつきゃちょっとクスっとHなネタもありで、女心と秋の空みたいな気持ちになりました。。名嘉さん?ちょっとタイプでもあります。。
会場のダーツ&ビリヤード・バーの受付で
渡されたチケットは円い紙のコースター。これでドリンクを受け取れというのだけれど、よく見たら、水なんて吸わない紙でできていて、しかも円の縁が凸凹でキレイな形に切れていない。つまり、手作り感満点なんだけど、気取らず、遊び心と作品への愛情を同時に感じるシロモノで、まさに公演もそんな感じ。小さなスペースなので、演技以上に3人の人間そのものの魅力が体温とともに伝わってくる。閉じられた空間でのバグパイプの生演奏は、一気に世界をひとつにするような迫力があって面白かった。