月いちリーディング/10年7月 公演情報 月いちリーディング/10年7月」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    行った甲斐があった気がしました
    息子の結婚式の当日でしたので、最後まで、行こうか迷いましたが、いつもより開始時刻が遅かったので、思い切って行ってみました。

    今回は、第二回ということもあり、進行もスムーズで、デイスカッションは、リーデイングの時と、椅子の配置を変え、円形にして、挙手とかもせず、フランクに語り合う形になったので、一回目よりも、実のある時間が過ごせたように思いました。

    何よりも、嬉しかったのは、今回の、対象になる劇作家の方が、担当劇作家のコメントよりも、一般参観の方々の意見を聞けたことを、心から喜んで下さっていた感触を得たことでした。
    確かに、先輩劇作家の意見はとても参考になるとは思うのですが、劇作家としての生活が長い方の御意見は、やはりどうしても、劇作家サイドからの視点に立っての御意見になりがちだと思うのです。
    新人劇作家は、そういう方の御意見を聞きたい一方で、やはり、実際チケット代を払って観劇をする一般のお客さんの自作に対する率直な意見も聞きたい筈だと思うのです。
    そういう意味では、行って良かったと思いました。

    次回は、もっともっと、観客サイドの御意見が活性化されるといいなあと、この企画の発展に期待したいと思います。

    ネタバレBOX

    行ってみるまで、今日の読み手は誰か知りませんでしたが、今回は、燐光群の役者さんの他、さとうこうじさん、何とサスペンデッズの早船さん、そして、この間ファンになったばかりの、オフィスプロジェクトMの小山さんも、出演されていて、何だか、無料で、こんな貴重なリーディングを拝聴できて、超お得気分でした。

    今回、取り上げられた「防波堤のピクニック」は、作者が、茅ヶ崎ご出身ということで、地方都市に住む、鬱積した人間達の、心の襞がテーマのようでしたが、この作品、聴いていて、まず脳裏に浮かんだのが、テネシー・ウイリアムズの「欲望という名の電車」でしたが、作者ご自身も、主人公に、ブランチを重ねていらしたそうだと聞かされ、あながち、私の印象も、的外れではなかったようで、嬉しくなりました。

    この会、会を重ねるごとに、より有益な会になって行きそうに思います。
    次回は、是非より多くのコリッチユーザーの皆さんにも、御参観頂きたいなと思いました。

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