なまえ(仮) 公演情報 なまえ(仮)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    少し頭を働かせないと!な感じでしたが、面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    おもしろかったです。セリフが絶妙!会場時間を間違えた私に、ピアノでの出迎え、感激です。良い時間をありがとうございました♪

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    タイトルは「なまえ(仮)」であるが、どちらかと言えば「ことば」が持つ不思議な 力を色々な角度から切り取り、少し考えさせるような短編集。「ご観劇アンケート」には、それぞれにタイトルがあるが、すべて(仮)が付いている。各編ごとに繋がりは感じられないが、全編を通してみると「なまえ」という名の「ことば」が浮かび上がる。
    (上演時間1時間35分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は暗幕で囲い、冒頭は中央にテーブルと椅子、簡易な梯子段が置かれている。暗幕には切り紙に文字が書かれている。しかしモノやヒトに与えられた言葉だけではなく、例えば「明日」という示す単語が書かれている。

    さて、短編のなまえ(仮)と構成は次の通り。
    ①「外科医(仮)」
    小学校教師の胃痛を執刀する医者の名(苗字)が「藪(やぶ)」、その語感から手術に対する不安が生じる。医術的なことより先に、名前が重要だと言わんばかり。人格や技術等は名前と関係ないが、外見的なことに拘りが出るというオーソドックスな話。
    ②「電話(仮)」
    この作品はほとんど印象になく、例えば女性は婚姻によって姓が変わる。それによって姓・名の語呂が怪しくなる場合もあると。これって夫婦別姓への問題提起か。
    ③「私の伯父さん(仮)」
    「ワーニャ伯父さん」を劇中劇仕立てにしており、伯父と姪の なさぬ恋のよう。「なぜあたたは伯父さんなの?」という台詞は「ロミオとジュリエット」の「ああロミオどうしてあなたはロミオなの」のパロディで、「家なんて関係ない、その名を捨てて私を愛して」に通じる。
    ④「わたしの珍さん(仮)」
    中華飯店で働く男、その名もチンさん。語感だとどの漢字のチンさんか判然としない。揶揄われることに嫌気がさし、衝撃の告白。本当の名は別にある。外国人が日本人の名前を買うには高額すぎる。だから”珍”さん、何ともシュールだ。
    ⑤「大根の畑をぬけて(仮)」
    電車内、失恋した女性の悩みを聞く男。世の中にはもっと辛い思いをしている人がいる…夫が事故で生き埋めになり、日々名前を呼び続ける女性の話。それ自体良い話だが、失恋女性が「神父さん」と呼ぶが、自分は「牧師」ですと返答する。そこには厳然とした違いがあるという。
    ⑥「金はあるんだ(仮)」
    アベックが高級貴金属店で買い物をする。男は女のためにGUCCIの指輪を購入するが、店員は それをロゴなし袋に無造作に入れる。アベックは、品物に相応しい(見せびらかす)袋を用意しろと…。目に見えない袋を用意されは、宛ら「裸の王様」の寓話のようだ。
    ⑦「市民土木課の一日(仮)」
    市民課と土木課の統合で生まれた新設課。配属された人の中に元恋人同士、その喧嘩や日和見の新人の言動を面白可笑しく描く。が、ほとんど関係のない課を一つにし市民蔑ろの行政、ここでは どちらの名を先にするかが問題。銀行の合併じゃあるまいしは辛辣。また「課長」<権威>という呼称は、個人の名とは関係なく歩き出す習性の怖さ。

    各編ごとに 「なまえ」という切り口で緩い寓話らしきものを垣間見せる巧さ。その内容は多義にわたり面白可笑しく観せるが、全体的に軽めな印象である。もともと「新春ふんわり公演」ということであるから、無理もないか。
    全体を貫く共通した「思い」が伝わると、もっと印象深く味わいある公演になったのではないか。

    演出は各編によってテーブルや椅子の配置を変え、シンプルであるが状況を表出する。同時にキャストは衣装替えをし、観せる工夫をする。特に「市民土木課の一日(仮)」は下手に課長席(階段状で少し高い)、そして課員は横一列の椅子。何となく映画「家族ゲーム」を連想、もともとは演劇的な画面設計であるが新鮮味を感じた。勿論、音響・照明などの舞台技術も効果的な役割を果たしていた。薄暗がりの無人舞台、暗幕に貼られた切り紙が光っているような、畜光塗料の細工があったのだろうか。実に幻想的な光景であった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/01/07 (土) 19:00

    今年の観劇初め。

    この劇団はこのところチェーホフ作の一人芝居「タバコの害について」の上演が多かったが、今回の新春公演は名前にまつわる7編のアンソロジー短編集。それぞれのタイトルには全て末尾に(仮)と付いており、観客がそれぞれのタイトル案を書き込むスタイルとなっている。

    冒頭は手術の名手といわれる医師の名前が「藪」だということではじまるボヤキ。医師を演じる益田喜晴とナース役の田中陽の息のあった掛け合いが見事で面白い。ただ細かなことを言えば「執刀医を担当する藪です」という自己紹介はちょっと変だ。「執刀を担当する藪です」だろう。

    ともあれ、この芸達者な益田と小悪魔的な魅力を湛えた田中は出演するエピソード全てで私を魅了した。
    一方で池田志乃は硬さがとれていない。

    ラストは益田が「あんたのお名前、何てえの?」と拍子木を叩きながら、出演者が自己紹介。そう、チラシにもトニー谷とそろばんが描かれており、トニー谷といえばそろばんと思い込んでいる人も多いだろうが、トニー谷が「アベック歌合戦」で「あんたのお名前、何てえの?」と軽快に司会していた時は拍子木を使っていたのダ。

    7編それぞれに面白く、下ネタも散りばめられているが、「私のおじさん(仮)」では「ワーニャ伯父さん」と「桜の園」を思わせる一節があり、「市民土木課の一日」のラストの銃声は「かもめ」と、チェーホフの四大喜劇への拘りを感じさせた。ん、「三人姉妹」は? ああ、そういえば出演していた女優が三人だったなあ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ゲネプロ観劇。名前に因んだコント風短編集、笑いがメインですが、結構シリアスなところもあってなかなかに快調です。ただこれは好みの問題ですが、ちょっと高密度で、最近のネタもみんな昭和オヤジギャグと化して、食傷気味にもなりましたが。

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  1. 【こりっちチケットプレゼント!1/4(水)〆切(東京)】 劇団夢現舎「なまえ(仮)」1/6(金)~1/9(月)於:新高円寺アトラクターズ・スタヂオ CoRich舞台芸術!: https://t.co/YXqWiswf78 ※ログイ… https://t.co/ikWm6qUgup

    2年弱前

  2. 劇団夢現舎「なまえ(仮)」01/06(金)~01/09(月)於:新高円寺アトラクターズ・スタヂオ CoRich舞台芸術!: https://t.co/YXqWiswf78

    2年弱前

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