りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
インターナショナル版
実演鑑賞
りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)
他劇場あり:
2010/09/10 (金) ~ 2010/09/11 (土) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.ryutopia.or.jp/
期間 | 2010/09/10 (金) ~ 2010/09/11 (土) |
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劇場 | りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館) |
出演 | 河内大和、荒井和真、山賀晴代、永宝千晶、傳川光留、星野哲也、栗田芳宏、ほか |
脚本 | W.シェイクスピア |
演出 | 栗田芳宏 |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 4,000円 【発売日】2010/07/15 全席指定4,000円 (学生2,500円) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 07年にシリーズ第五弾として上演され高い評価を得た「ハムレット」 古き良き日本の伝統表現を生かしながら、シェイクスピアの豊かなイマジネーションの世界を描いてきた、りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ。2010年、そのレパートリーの中から特に高い評価を受けた、シェイクスピア作品中でも最高峰であり、四大悲劇の一つである「ハムレット」をフランス・ルーマニアで連続上演いたします。 タイトル・ロールである、デンマークの王子ハムレットを演じるのは、シリーズの第一弾「マクベス」にて強烈な存在感を示し、本作品群のシリーズ化を決定付けたといえる河内大和。新潟を拠点に俳優としての研鑽を積み、日本演劇界にもその存在を示す彼が演じるハムレットは、文字通り、不動の王子。演出の栗田芳宏により「思考の儀式」という副題を付された本作「ハムレット」において、微動だにせず思考しつづけるハムレット像を創出します。禅の精神にも通じるハムレットの姿勢を描き出した本作は、俳句と禅の精神を世界に広めたR・H・ブライス博士の業績を顕彰する、第一回山茶花クラブ賞ジョン・ギールグッド記念賞を受賞するなど高い評価を受けました。 思考することなく、行動しやがて罪に走る叔父クローディアスとは対照的に、思考を続けるハムレット像に、栗田は文化・文明のあるべき姿を暗示してみせました。 本作品のもう一つの特徴は、和と洋の新しいコラボレーションの試みとして人形浄瑠璃の世界を取り入れたことです。ご存じのように人形浄瑠璃は、太夫の語りと三味線にのせて人形芝居を見せる、日本古来の世界に誇るべき舞台芸術であり、中でも文楽(人形浄瑠璃文楽座)はその芸術性を評価され、2003年に世界遺産に登録されました。 本作の中で浄瑠璃の作曲と弾語りにあたるのは、その本家本元、文楽座に二十五年在籍し研鑽をつんできた、越後角太夫。現在は新潟を拠点に活動する彼が、本作品のため「ハムレット」初演と同時代の古浄瑠璃の要素を取りいれ作曲しました。劇中劇の場面は人形振りで演じられ、もの言わぬ人形がみせる深遠な世界を表現しました。「ハムレット」原作においても、この劇中劇の場面は擬古的な文体でトロイ戦争の様子がつづられますが、古代の英雄たちの復讐劇を下敷きに、巨大な復讐の真っただ中に巻き込まれる「ハムレット」の世界観をありありと現出してみせました。 シェイクスピア以後、さまざまな解釈を受容し、幅広く深い世界観を提示してきた「ハムレット」が、今、日本の一都市新潟、りゅーとぴあからどのように発信され展開するのか、ご期待いただきたいと思います。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 翻訳 松岡 和子 作曲 越後 角太夫 横山 道子 人形振り監修 田巻 明恒 ヘアメイク 佐藤 圭 衣裳 山田 志麻 音響 武藤 竜也(りゅーとぴあ) 照明 原山 幹弘(りゅーとぴあ) 照明助手 大倉 勝茂(新潟照明技研株式会社) 舞台監督助手 菊池 雄介(りゅーとぴあ) 舞台監督 小野寺 亮 テクニカルサポート りゅーとぴあ舞台技術係 フランス語字幕 酒井 麻里 ルーマニア語字幕 志賀 重仁 宣伝美術 名和 和嘉子(piece) 題字 泉田 佑子(墨遊はちまき屋) ツアー・コーディネート 志賀 重仁 制作 星野 睦(りゅーとぴあ) 岡田 康之(りゅーとぴあ) 広報 芳賀 誠(りゅーとぴあ) 制作統括 島田 憲雄(りゅーとぴあ事業課長) 山本 幸重(りゅーとぴあ事業課演劇主任) エグゼクティブ・プロデューサー 邊見 敏彦(りゅーとぴあ支配人) 企画・製作 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)事業課 協力 KURITAカンパニー 岡﨑 加奈 後藤 信子 関本 千恵 中村 彩 |
古き良き日本の伝統表現を生かしながら、シェイクスピアの豊かなイマジネーションの世界を描いてきた、りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ。2010年、そのレパートリーの中から特に高い評価を受けた、シェイクスピア作品中でも最高峰...
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