満足度★★★★
バーの使い方は流石
バーという設定上、バーでの物語や使い方は上手かったですし、話の途中からマスターが○○かと思ってしまったが、まさか彼の方だたっとは。やられました。
ただ、世界が終わるという、荒廃した世界観があまり感じられ方は弱かったかな。
また、照明も客席側から当て始めるのは、ちょっと合ってない感じがした。
満足度★★★★★
素敵でした
エビス駅前バー初めてでした。
観てるというよりは、その世界に自分も存在しているかのような。
それゆえに、余計に世界に入り込めて。
あの空間に集っている人々の様々な背景に、色々思いが生まれて。
とても素敵でした、できるものなら繰り返し足を運びたくなるような世界でした。
満足度★★★★
その場所に収める力
近未来のような設定で、
観る側のイマジネーションを広げながら、
物語をその場所で醸成させていく手練が
しっかりと機能して。
ドリンクを傾けながら
気がつけばがっつりとドラマに浸っておりました。
開演時間にもバリエーションがあって、
よい工夫だと思います。
自分のスタイルで劇場に足を運ぶ楽しみと
お芝居の秀逸がしなやかに噛み合っておりました。
満足度★★★★
もしも「その時」を迎えるならば
この会場の活かし方を知り尽くしているだけに、状況設定やツクリが巧み。
また、最後に明かされる「衝撃の事実」に某映画を連想してニヤリ。
さらに、もしも「その時」を迎えることがあった場合はあんな過ごし方をしたいものだ、などとも思う。
満足度★★★★
最高に贅沢な藝術!
演劇はありとあらゆる藝術の中で最高に贅沢な藝術と呼ばれる。それはまさにそこに役者がいるという贅沢さである。
その中でもこの恵比寿駅前バーは、さらに贅沢感が味わえる会場だ。なにしろ少し手を伸ばせば届くところであこがれの役者達が演技をしてくれているのである。
ただいつもはこの劇場、超満員で、贅沢感も味わえるが居心地の悪さもあった。ところが今回はステージ数が多いせいか、席に余裕がある。こんな少人数の観客のために、これだけ豪華なメンバーが少しも手を抜かず、最高の演技を披露してくれる。まるで貴族にでもなった気分だ。チケット代1万円くらいの価値がある。
三瓶大介、石井舞、筧晋之介、西尾友樹、平塚正信、堀雄貴、萱怜子、いずれも小劇場を代表する人気役者だ。その役者たちの息づかいから、匂いまで感じられるのだ。そして、終演後、少し残っていれば話も出来る。あらためて、恵比寿駅前バーは最高の劇空間だと思った。