逆襲のFOOD CHAIN! 公演情報 逆襲のFOOD CHAIN!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • ありそうでない?話
    かなり強引な設定ですが見ていて無理がないというか…。
    面白かったです。
    舞台セットとか、もうちょっと派手だと好みです。
    ティオの連続攻撃コンボに興奮しました(笑)

    ネタバレBOX

    音がなんか小さく感じたんですが、
    劇場の上の人からクレームが来て音を下げなきゃいけなかったとか。
    大変でしたね…。
  • 満足度★★★★★

    考えさせられるエンターテイメント
    セリフがいちいち良くて、楽しめました。
    展開が速くて、テンポも良かったし、考えさせられたし、
    ただ、すこしヒネりすぎかな?という印象もあります。
    「食物連鎖の頂点にたっているから人間は好きに振舞うことができる」
    これには考えさせられました。
    動物の頂点に立つのが人間から肉食動物へ、そして草食動物へ移りますが
    肉食動物よりも草食動物の世界の方が悲劇な気がします。
    でもそれは草食動物にとっては悲劇なわけで。
    世界のバランスを保つためには弱肉強食がいい、
    でも人間だけの世界にあてはめると、弱いものは悲劇…。

    ネタバレBOX

    食物連鎖、弱肉強食を認めるということは
    弱いものが存在して、虐げられることがあることを認めること。
    逆に認めなければ、自然の掟から目を背けることになる。
    そんなことが頭をぐるぐるしました。
    最後、主役?のティオが草原に放されて、クマに食べられてしまいますが
    残酷でしたが、やっぱりそういうものは厳然とある、ということを強調しているようでした。
    肉食動物をレッド、草食をグリーン、人間をイエローとしていたのは
    人間社会の差別を風刺しているようで手法として良かったと思います。
    出演者の実力にバラつきがあり、エンタテイメント色がもっと強くできれば、いいたいこととのバランスがもっとよくなると思います。
    まだ二回目ということなので、今後を楽しみにしています。

  • 満足度★★★★

    楽しい話ではないけれど
    楽しめました。
    チラシからは想像出来ない、若干暗めのお話でした。

    第一回公演時より確実に成長しています。
    話もかなりスマートになってましたし、良かったんじゃないでしょうか。
    特にライオンの迫力と、馬の豹変振りがとても良かったです!
    余韻の残るラストも音楽と相まって、何とも言えない気分になりました。

    ただ、役者陣の実力にかなりのバラつきがあるように感じました。
    あまりにも差がありすぎる為なのか、余計に実力差が際立つ印象です。

    もう少し大きな劇場で次回作は見てみたいですね。
    成長が楽しみな劇団だと思います。

    ネタバレBOX

    ティオ(馬)が覚醒し、笑いながらダグラス(ライオン)を殴る場面がとても見応えがありました。ダグラスが、その後食べられるの場面も衝撃的です。
    あと、尚人役の方の熱の入りっぷりがすごかったですね。
    助手役の方の、ちょっとピントがずれた感じも良かったです。

    全体的に照明が暗かったように感じましたが、
    その暗さでいい味が出ている場面もあったので評価が難しいところですね。
    カーテンコールが無いので、拍手のタイミングが掴めず歯痒い気分になったのも
    少し残念な点でしょうか。

    でも観終わった後の、何ともいい難い物悲しさと言えば良いのか、、、。
    それぞれの立場からの正義。どれが一番正しいとも言えないジレンマ。
    色々と考えさせられます。
  • 満足度★★★

    マンガのような作品
    舞台の世界に浸りこむまで時間がかかりました。序盤のつかみが弱かったかな。世界に入り込んだら楽しめました。最後、拍手のタイミングがなかったです。うさぎ役が思い切り丈夫な靴で足を踏まれていたけど、大丈夫だろうか。

  • 満足度★★★★★

    メッセージとトットリ
    食物連鎖というだれもがしっていることを
    改めて再認識させるためのメッセージとうけとり
    ました。

    自然の摂理の中にあるそれぞれの本能とエゴが
    食物連鎖を深堀しておりました。
    真面目すぎると退屈させるとおもったが、味付け程度の
    突っ込みどころがオイラは気に入っている・・・

    他のレビューワーが爆笑している人がいたようなことが
    かいてあったが、オイラが見た回では爆笑しているひとは
    いなかった。
    なにをツボったのかはしらないが、ちょいと迷惑ですね

    内容的に爆笑をねらった部分はないと感じたので
    サクラなわきゃないですよね。
    逆効果なはずだから。。。。。

    まぁ、映画をみるのと同じように観劇も見る側の
    マナーが必要っうことで。。。。


  • 満足度★★★

    後味の悪さ
    宮沢賢治の「ビヂテリアン大祭」じゃないけれど、「食物連鎖」の「肉食」がテーマ。動物界の弱肉強食という、ふだん、あえて目をつぶって生活している我々にストレートに問いかけてくる諷刺的な作品だった。
    選曲が場面によってバラバラな印象。演出が少々泥臭く感じられた。
    安易なハッピーエンドにしなかったのは評価したいが、後味は悪かった。
    長時間の前回の反省を踏まえ、1時間35分にまとめたという点も評価したい。それでも、権力闘争が長く、途中もたれてしまった。
    おかしくもない場面で、最前列で1人で笑っていた客が悪目立ち。出演者の友人のようだが、雰囲気を壊すことに気づかないのだろうか。
    照明が落ち、出演者の一礼もなく終わったので、観客もタイミングをはずしたのか拍手がなかった。すぐに出演者が「ありがとうございます」と言って面会に舞台へ出てきたところで、拍手が起きた。どうせなら、舞台上で全員そろって挨拶したほうがよいのでは?

    ネタバレBOX

    研究者氷浦(歳岡孝士)の開発した「賢者の石」の力により、人間の言語を話せるようになった動物たちが、選挙に出馬し、人間の投票率が低いため、多数を占めて権力を握り、人間を暴力的に支配するようになる。言語を持った動物は凶暴な野生も持ち合わせているだけに、人間以上に非道で、権力の虜になっていく姿が恐ろしい。「すべての動物が平等に暮らせる世の中を」という厩舎で働く隆(Woody)の夢を打ち砕く。
    歳岡が押し出しも立派で、声量もあり滑舌がよいので、幕末の志士なんかやらせてみたいと思った。しかし、脚本・演出、主役もとらなければ気がすまない人なのか。時には出演せず、自作を引いて観ることも必要だと思うが。
    ライオンのダグラス(暁雅火)が圧倒的な迫力。本当に怖くて、ライオンキングよりライオンらしく見えた(笑)。最初は、山猫だと思って飼われていたというのが怖い。
    ウサギのイナバ(下山実紀)が、草食動物らしくて可愛かった。
    国会議員朝倉(草野智博)が、白塗りの悪公卿みたいで面白い。
    ラストは、氷浦が馬のティオ(Mafty)を生まれ故郷の原野に放し、ティオは熊に襲われ喰われてしまう。
    弱肉強食の摂理を印象付けたかったのかもしれないが、生まれたときから人に飼われて野生の勘も身につけていない動物をいきなり野に返すというやりかたは、演出上、殺戮を狙ったようで、共感できなかった。
    リアリティー+権謀+殺戮なので、ちょっとは救いがほしい。
    動物の弱肉強食のマンだけでなく、ユーモラスな場面も少しは入れてもよかったのでは。
    この3日間連続で「目的のためには手段を選ばず」という台詞があり、「互いにだまし、だまされ」みたいな芝居を観たせいか、気持ちが落ち込んでしまった。

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