満足度★★★
日本人のためのRENT
特定の神様を信じない、
空気と世間を読むがゆえに、
ボヘミアンなコミュニティを作り辛い日本人に向けて、
日本人キャストで臨む「RENT」。
何より喜ばしいのは、作詞作曲脚本のジョナサンラーソンの作品が、
日本版にアレンジされ受け継がれるという公演の主旨だろう。
観劇後の感想は、良くも悪くもPOPでした。詳しくはネタバレに。
うーん・・・
ソニンさんはよかった。
エンジェルの死も泣けた。
でも、どうも、いまひとつだった。
来日公演版を見ているので、どうしても脳裏にそれが浮かび比較している自分がいる。
字幕見ながらのほうがよくわかったっていうのは、どうなんだろうか。
満足度★★
ソニン1人が圧倒的に素晴らしい!
東宝版RENT、初演、再演と観て、思うのは、制作側に、深みのある舞台作りの意欲が欠けているのでは…ということ。
こういう芝居は、1ヶ月、同じキャストメンバーで、関係性を深め、それを舞台に投影してこその作品だと思うのですが、元々、役者力はあまりないように感じるキャストが多いところへ、同一メンバーでの舞台が続かないせいか、皆さん、ミュージカルというより、コンサートで、歌っているような風情でした。
以前の、日本「RENT]初演、再演版に比べると、どうしても、演出力、役者力の差を感じてしまいます。
訳詞も、圧倒的に、松田さんの方がしっくり来ます。
その中で、期待通り、ソニンさんのミミは、群を抜いて、素晴らしい役作りをされていて、ソニンさん目当てで行った身には、まあ、目的は達成できて、満足ではありましたが、+αがあれば、尚良かったのにと、とても残念な気がしています。