満足度★★
唐作品も2〜3本目
アングラ色濃厚な作品をおシャレな劇場で上演というミスマッチ感が面白いが、ステージが広い分、あれこれ仕掛けが見えて予測できてしまうのが残念(さすがにラストのあそこまでは予測できなかったが)。
なお、内容的には今一つ好みに合わず。
で、テラヤマと唐十郎を混同したのは、少し前に目にした『星の王子さま』のインパクトゆえか?(爆)
満足度★★★★
カッコよかった伊東由美子
劇団離風霊船の伊東由美子が「念願の唐十郎作『少女仮面』で、主役・春日野八千代を演じながら、この作品の一つのテーマである「老いていく肉体」を、今だからこそ身を以て表現する」とのことだが、皮肉にも50歳の伊東さんはじゅうぶん若くて魅力的(笑)。昨今の宝塚の男役にはすっかりなくなっている正統派タイプで懐かしくさえある。「老いへの執念と哀惜」には程遠い感じがしたが、その演技にすっかり魅せられてあっというまの1時間30分。「少女仮面」は何度観ても見飽きない面白い作品だということを実感。唐作品の中では比較的わかりやすい作品だと思う。