『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!) 公演情報 『博多テクニカ女王街ラバー』(無事終了しました!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    コラボ
    田坂氏と中村雪絵氏のコラボがここまでフィットするとは思わなかった。福岡のこともわかり、満足できる作品だった。

  • 満足度★★★

    面白そうな
    面白そうなことをやっている。
    もっとガンガンいろいろやっていってほしい。
    まとまろうとしていないところも、きっぷがいい感じ。 

    ネタバレBOX

    いろいろなことに挑戦しているリスクもあるので、チケット代1500-1800もいいとおもう。
    完成度に対して、クオリティが低いのではないかと思われる福岡の公演をよく見るので、こういう誠実で良心的なチケット設定の劇団はどうしても応援したい。
  • 満足度★★★

    近場コラボ!
    田坂氏の脚本。
    中村嬢の演出。
    そのどちらのカラーも感じられるバランスのよい仕上がりだったと思いますが、あくまで足し算であって、かけ算まではいかなかったかな…と。

    ネタバレBOX

    アフタートークでも話していたように、しっかりと取材を重ねて書かれたものだという事が分かるホンの作り。
    ただ、分かりすぎてしまうというか、得られた情報を全部詰め込もうとしてしまっているせいか、説明シーンが結構長く、そこに芝居のテンポが乗らなかったのが残念。
    ぎゃ。の武器の一つでもあるミュージカルシーンも今回はほとんど無かったため、物足りなさを感じたファンもいたのでは。
    (衣装も相成って独特の世界観は健在でしたよっ)

    あとはセットが…あの構造はセンター席に座れなかった人が損してるんじゃないかな、と感じました。

    ◇  ◇  ◇

    でも最後の最後に用意されていたサプライズイベントにはほっこり!
    ああいうの素敵だと思う!
  • 見世ものが素敵
    何種類もあるチラシ、チケットデザイン、受付周り、衣装やメイクなど、見世ものでの世界を作り方がいつもながら非常にうまい。ものがたりも、史実を織り交ぜ、謎や伏線をしかけながらおもしろく作ってあったと思います。

    ネタバレBOX

    でも、“脚本”としては不満。舞台上に二人ずつ登場して対話が繰り返され、合間に説明ナレーション的な独白が入る、というパターンが延々続いて“会話”がなく、途中かなり退屈して眠たくなってしまいました。
  • 満足度★★★★

    マーメイド
    田坂らしい脚本、それも博多に挑みましたか。
    田坂が書いた本を雪絵が攻略するという図式が見えて面白かった。
    知らなかった博多のエピソードもあったし。
    ただ、ちょっと長かったかな。

  • 満足度★★

    虚と実は配分が難しい。
    博多の色街と人魚伝説を織り交ぜながら虚実入り乱れ・・・、と進んで行くが、現実と遊離している部分が多すぎてそこはあまり上手くいっていなかった。
    人魚伝説や他の設定、セリフなどでも「どこかで見た」ものが多く独自性を感じない。もっと工夫をいれる必要があるだろう。そうでないと元ネタが分ってしまい興醒めだ。

    ストーリーもこれから面白くなりそうというところでぶった切られて残念。
    ここから先をむしろ観たかったのにと思う。


    演技に関しては、地元劇団のどこにも同じ問題しか言えないが、セリフの間が均一すぎること、キャラクター同士の距離とセリフの間を考えていなさ過ぎること、そして、パターン演技しかしていないことだ。

    セットの使い方はなかなか面白いと思ったが、衣装や言葉の使い方は「逃げ」ていたと思った。
    正確な物を使えないこととセンスで見せることは別物だ。


    ストーリー、演技、演出など全てが演劇になる手前だった(演劇以前と言うと言葉に語弊が出そうなのでやめておく)。
    ここから考え、ここから始めるべきだ。




    地元の劇団はどこもキャラクターの距離感や背景を感じさせることが出来ていないが、これが出来ればつまらない作品もある程度面白く観ることができるのにといつも思う。

  • 文句なく楽しい
    史実なのかどうかはわからないけど、それらしくつづられた人魚伝説。
    おそらく科学の進歩した今でさえも「不老不死」に惹かれるやからは
    いっぱいいるのでは。 ただただ面白く、楽しく、ばかばかしく。
    衣装のすごさに驚きつつもちゃんとかの世界へ飛んでいけた作品でした。
    明治の女性はやっぱり月だったのかな~・・清子を見てその感を強くした。

  • 満足度★★★★★

    世界観が・・・!!
    久しぶりに書き込み!!
    素晴らしかった!音楽と舞台と衣裳が特にすごかったです!!
    これは絶対観にいくべきじゃないでしょうか!!

    ネタバレBOX

    ただ、私は中村さんの脚本が好きなので、
    独特のグロさとか、そういうのがなくてちょっと物足りなかったかも。
  • 満足度★★

    劣化コピーはどちらか
     「不老不死」をテーマとした作品は、演劇のみならず、映画、漫画でもよく見かけます。まして「人魚」がモチーフとなれば、高橋留美子『人魚』シリーズをどうしても想起しないではいられません。実際、白髪の少女とか世話役の婆とか、『人魚』シリーズのイメージを踏襲したようなキャラクターが出てくるのですから、観ているこちらは気恥ずかしくなってきます。
     もちろん設定をそのまま「借りて」くるのではまずいと判断されたのでしょう、『人魚』シリーズはあくまで伝奇物語ですが、本作はSF風味の味付けを施して差別化を図っています。
     でもそれもどこかで見たようなイメージばかりで、やはり新鮮さを感じません。作り手はこういうのをうきうきしながら楽しんで書いているのかもしれませんが、観客から見れば作者自身の自己満足としか受け取れません。

    ネタバレBOX

     「どこからが嘘でどこまでが本当か」、一応は博多の色街の移転を題材にしてはいますが、別にどこの色街だろうと成り立つ話です。人魚が実在した話などはハナからファンタジーなので、無理に現実と絡めると不自然になるばかりです。作者は 「虚実皮膜」の意味を勘違いしているとしか判断できません。
     話し言葉がどうして博多弁ではないのか、明治を舞台にしているのに、やたら現代のカタカナ語が出てくるのはなぜなのか(「クローン」と言わずに「培養」と表現したのには一瞬ホッとしたのですが、そのあとすぐに「劣化コピー」なんて言葉が出てきて萎えました)。言葉について鈍感なのも、全体の印象を薄っぺらなものにしてしまっています。
     野田秀樹あたりから、時代物でも平気で現代語を使う傾向が強くなりましたが、それが演出意図ではなくて、単に「作者が昔の言葉を知らないから」としか思えないパターンが増えました。特にこのお話は、時代が明治から平成の現代にまで移るのですから、言葉が今も昔も同じだというのは手抜きにしか見えません。

     お話が「借り物ばかり」であるのも困ったことで、『人魚』シリーズばかりでなく、『エヴァンゲリオン』からも露骨な借り物が目立ち、培養槽やそれをたたき壊すシーン、「私は二人目だから」みたいな台詞に至っては、誰か「それはやめようよ」と言ってやる人間はいなかったのかと頭を抱えたくなります。こういうのが「創作者としては恥ずかしいこと」なのだという感覚が、福岡演劇の中に育っていない、そのこと自体が問題であるように思えます。

     人魚と人間の恋の組み合わせも、ちょっと数が多すぎて散漫になってしまいました。おかげでメインになるべき名月さんとミツクニ君、遣り手婆の話を掘り下げるまでに至らなかった、これも脚本の失敗であると思います。

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