悪徳症法群 公演情報 悪徳症法群」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-7件 / 7件中
  • 観たよ
    観たよ、の記録。

  • 満足度★★★★

    心に

    自由とわ?病院をテーマに生と死を考えるお芝居、笑いもあり面白かった!

  • 満足度★★★

    パンキッシュに味付けされた精神性。
    ”死”が飛び交う場所で断片的にスケッチされていく作風だったためか、散漫というか雑然としており、ストーリーが事前に観たあらすじと大分異なっているように思え、話があってないようなものではないかと大きくクビをかしげたが団体の説明書きにある「何だかよくわからないが、笑える」というのが、シーンごとに異なる趣向が施された演出を楽しんで!っていうエクスキューズだったのかぁ!と、ふとした瞬間に気付いてからは、何なく楽しめた。全体的に、獣臭漂うアヴァンギャルドなテイストでありながら、ハイテンションなギャグに激熱な劇中劇、ダンスに歌まで盛りだくさんで、パフォーマンスとしては花マル。キャラクターの持ち味とシンクロする衣装もグッド。ただ、持ち味とはいえ、何だかよくわからなさすぎる脚本にはいささか疑問ではあった。

    ネタバレBOX

    黒を基調とした背景に、白い移動式の箱が3つ置かれている。
    この抽象的でいてミニマルな雰囲気は隔離病棟という設定に非常にマッチしていたが、特に背景と床に手作り感があったこと、また、私の座った位置からは黒い舞台の所々に白いテープでバミってあるのがバッチリ見えてしまい、少々気が削がれた。舞台美術の精度をあげるのは物理的に困難な側面があるかもしれないが、もう少し工夫と配慮があれば尚よかった。

    さて、物語の舞台になるのは深い森のなかにある隔離病棟。
    そこには、母親に捨てられた孤独な子どもとひとりの精神異常者と、オカシナ医者が数人おり、新作を書くためにこの森へやってきたひとりの作家が、彼らの日常に触れるなかでこの病院で働く医者のひとりが随分昔に難産中の女性を殺した事件のことや、女性のお腹の中にいた赤ん坊がゾンビとして蘇り、病院をとりまく深い森のなかで成長し生きているという事実、そして、この病院は世の中に存在しない病院であることを知り、実は作家は既に死んでおり、深い森のなかへ足を踏み入れるところからはじまったこの物語のすべては作家が脳内でつくりあげた、パラノイアだったかもしれない。という筋だろうと私は受け取ったが、どうも曖昧だ。

    この話のなかで、物語のなかの現実と対比する虚構を紐解いていく、アイテムは用意されていた。
    たとえばそれは「記憶の箱をあけてしまった。」というような台詞や、舞台を抽象的に構成した白と黒。
    これらは作家自身の過去と未来を象徴していたようにおもう。
    劇中、精神異常者の男性は「紙を黒く塗りつぶしてしまった」というがそれはおそらく、作家自身の未来のことであり、母親に捨てられたこども=過去は白だったのではないかと推測されるが、そこから掘り下げて行くべき作家の過去の記憶や未来への不安などのパーソナルな事情が描かれていなかったため、何だかわからない物語になっていた印象だったものの、団体としては
    「何だかよくわからないが笑えるハイテンションなブラックバラエティ」な作品を提供しているらしいので、とすると私はドツボにハマったということになるのだろうが、この後味の悪さは、何だかとても中途半端な感じがしてならない。

    それでも、ゾンビが客席から登場したり、自由や平和や戦争、あるいは個という単語から、自由=自由の女神、平和=鳩=オリンピック=アテネ、戦争=ベトナム=死という風に連想されるシンボリックな事象を自由の女神の恰好をしたひとや鳩の着ぐるみなどの安直でチープな劇中劇で乱発する演出はナイスだったし、隔離病棟の幼児患者が医者に打たれて死に絶える、死=天国を描く場面でキョンキョンの学園天国を狂気じみた医者がいきなりマイクを持って登場し一曲歌ったりするあの激熱な感じは、どこか鹿殺しを彷彿とさせながらも、ただ真似をしているだけとも思えぬ独特の雰囲気を纏っており、こういう表現方法を好きなひとは自分も含め多くいるのではないかと感じた。

    が、しかしだ。彼、彼女らは観客の理解を求めていないことをポリシーにしているのだろうか。やっぱりわからななかった。無論、気になる存在ではあるのだが・・・。

    とりあえず、まずはガツンと殴ってギュッと抱きしめる、的な具体的なキャッチフレーズと団体のテーマ曲なんかから詰めていったらいいのではないだろうか。

    あと、開演前の諸注意のアナウンスで、脱糞はご遠慮くださいとくるとは恐れ入った。しかも紅一点のあんなに端正な顔立ちをされていてしとやかな雰囲気を纏っている黒バラさんの口からそれが出るなんて。ある意味衝撃。笑
  • 満足度★★★★

    驚きの連続でした!
    今まで何度か芝居を観てきましたが、今回観た舞台は初めて観るタイプでした。とにかく最初から最後まで凄いハイテンション!場の切り替え方、テンポもすごく自然で、シリアスな場面かと思えば笑いがあったり、先が読めない舞台でした。今まで知らなかった世界を見せて頂きました。本当に観て良かったです。これからも観客を驚かせて欲しいです。

  • 満足度★★

    確かにハイテンションでしたが、
    理解できませんでした!

    ネタバレBOX

    自由について大声で叫んでいましたが、狂人の自由って意外に分かり易いのかもしれません。モンスターペアレントとかクレーマーとか、一応正常な人の身勝手さの方が怖いような気がします。

    狂気じみた登場人物が多い中、愛と平和を主張する作家が実は気が狂っているのかと期待していましたが、そうではありませんでした。一人まともなことを主張していて、面白くありませんでした。

    今の青柳先生は医者なのか患者なのか興味が湧きます。

  • 満足度★★★★★

    初の観劇
    学校で引率されて行ったもの以外で初の観劇。
    愉快,狂気な非日常、どのシーンも目が離せませんでした^^

    ネタバレBOX

    ネタバレとは微妙に違いますが… ^^;
    謳い文句の、「ハイテンション・ブラック・バラエティ」の通り、
    始終笑いに包まれたシリアスなお話で重過ぎず、初の観劇でもしっかり楽しめました。

    これは僕にしか当てはまらないかもしれませんが、使用BGMが聞き覚えのあるものばかりで笑いに拍車が掛かりました^^
  • 満足度★★

    パワーの行き場
    パワーに押し切られた感じです。もっとあり得そうな病院にして、パワーの方向性を整理すれば、異常性や狂気が増したかなあ。

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