満足度★★★★
トンデモ系コメディ
残業で遅くなり、それを持ち帰って自宅でも仕事、の前に立ち寄ったバーでW氏は店員に見えたトロント星人から「地球侵略演習隊の隊長」と誤認され、想像を絶する体験をする…なトンデモ系コメディ。
もうこれが「なんておバカな!(笑)」なブッ跳んだ設定満載で、にもかかわらずモロモロについてことごとく理由をキチンと(?)説明しており、そのこじつけっぷりに脱帽。まさに「無理を通せば道理が引っ込む」状態で、もうそのオカしさ(=funny,strange のダブルミーニング)といったら「想像を絶する」。(笑)
で、そんなことから西田シャトナー(今回の作・演出)ってこんな引き出しも持っていたんだ、と思ったものの、惑星ピスタチオ時代にチョコチョコ挟まれていたムチャな笑いの部分を発展させたと言えるし、『Believe』での大阪城ロボや超ミクロ忍者など荒唐無稽な設定もあったので、そう考えればこれもモロにシャトナー風。終盤の宇宙空間の表現なんてまんまだったし。
が、円盤ライダー的には異色作だったかも。2時間をちょっと超えるという上演時間も含めて。