短編演劇アンソロジーⅦ 芥川龍之介篇その三
魔術・龍・白 より
実演鑑賞
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.kinder-space.com
期間 | 2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日) |
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劇場 | 北とぴあ ペガサスホール |
出演 | 瀬田ひろ美、平野雄一郎、小林元香、深町麻子、秋元麻衣子、安食真由美、森下高志、清水拓也、有本孝浩 |
脚本 | 原田一樹 |
演出 | 原田一樹 |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 5,500円 【発売日】2010/04/01 全自由席 前売り3000円 (当日3300円) ペア券 5500円(お二人でご入場の方 大学生・養成所割引 2500円 高校生 1500円 小学生・中学生 1000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 芥川龍之介の作品は、私たちを捉えて離さない物語の展開、神秘的で怪異的でありながら説得力のあるストーリー、何よりも作品の完成度の高さで、子どもから大人までをひきつける魅力を持っています。 「魔術」には、ミスラ君という魔術を使う男が登場します。 「龍」は、生まれつき鼻が大きく赤いお坊さんが主役です。 「白」とは、尻尾まで牛乳のように白い犬の名前です。 「魔術」の欲、「龍」の嘘、「白」の後悔。 そして、再生への願い。 この三つの物語をお芝居にします。 日本という国と、そこに生きている私たち日本人というものを見つめなおし、感じとってください。 小学校低学年から大人の方まで楽しんでいただける作品です。 魔術 ハッサン・カンの秘法を使うというマティラム・ミスラの邸を訪ねた「私」は、目の前で見る魔術に驚く。伝授を乞うとミスラは「欲を捨てなければならない」との条件を出す。ひと月後、魔術を習得した「私」は友人に披露、驚愕を得た後、友人の口車に乗ってカルタをすることになる。「欲」のない私は勝ちつづけるが、最後の大勝負で、「私」は魔術を使って勝つ。その瞬間「私」はまだ、ミスラの邸にいることに気づく。一月と思った一瞬の夢の間に「魔術を持つ資格のない人間」だと悟らされる。 龍 奈良興福寺で蔵人にまで出世した恵印は、生まれついて鼻が大きく赤く、仲間から「鼻蔵」と陰で仇名されていた。面白くない恵印はある日、猿沢の池のほとりに立て札を立てる。「三月三日、この池より龍昇らんずるなり」。その日の内にこの噂は寺内を騒がせ、恵印がほくそ笑んだのもつかの間、町中はおろか奈良から摂津・河内・近江・丹波まで一円に広まり、恵印の心胆を寒からしめる。嘘を告白できぬまま、三月三日、猿沢の池には僧俗、身分の高いもの低いもの、老若男女がつめかける。虚偽の創造者、つまり創作家としての開き直りと、真実というものの危うさに目覚める恵印。その時、一天俄かに掻き曇り、池の面がざわめいたと思うと…… 白 尻尾まで牛乳のような犬の「白」は、ある日、友達のクロが犬殺しに捕まる場に出くわす。吼えて知らせようとするが瞬間、犬殺しに睨まれて足がすくみ、逃げてしまう。やっと家に戻ってきた白を出迎えたのは、自らの真っ黒になった体と、飼い主の坊ちゃん嬢ちゃんに狂犬と思われての追放だった。自分の罪によることを知った白は、命をかけた人助けや戦いを続ける。それも死んでしまいたいとの思いだったが、不思議に死ぬことが出来ない。最後に自死を決意し、戻ってきたのは追い立てた飼い主の元であった。ここで白は、自分を抱きしめた嬢ちゃんの目に映っている、自らの真白い体を見る。 |
その他注意事項 | 未就学児童のご入場に関しては、ご予約の際、御相談ください。 公演に先駆けて無料ワークショップがあります。 6月6日(日)14時~ 龍之介を読む会① 6月6日(日)15時30分~ もうすぐ初日! ワークショップ 6月13日(日)14時~ 龍之介を読む会② ■もうすぐ初日! ワークショップ 演出家 原田一樹を中心に、芝居作りの行程や上演作品の紹介、演劇そのものの持つ魅力についてなど、演劇をより身近に感じていただく為のセミナー形式のワークショップです。お気軽にご参加ください。 ■龍之介を読む会 芥川龍之介の作品の一部を参加者と劇団員で読みます。実際に声に出し、耳で聴き、心で感じることで、観劇する面白さをより味わっていただこうとする試みです。お子さんと一緒に読みたくなる、次世代に語り継ぎたくなる作品に出会えるかもしれません。6日は今回の上演作品を含む2作品を取り上げます。13日はお子さんも含めて作品を読んだ後、キンダースペース劇団員による「白」のリーディングシアターをご覧いただきます。 場所/北とぴあ(王子駅下車2分) 14F スカイホール TEL 03-5390-1221 ご参加いただけます方は、このメールの返信で希望日時と人数をお伝えください。 「読む会」は読まないで「聞く」だけの参加も歓迎します。 |
スタッフ | 照明/篠木一吉 音響/浦崎貴 舞台監督/村信保 ちらしデザイン/古木杏子 舞台写真/中川忠満 |
「魔術」には、ミスラ君という魔術を使う男が登場します。
「龍」は、生まれつき鼻が大きく赤いお坊さんが...
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