電車は血で走る(再演) 公演情報 電車は血で走る(再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 22件中
  • 満足度★★★★

    ヘビーでロックな劇中劇に笑
    そういえば、これも観たな。書き忘れ。

    劇団鹿殺し、千秋楽。この時が初見。
    まず「鹿殺し」と「血で走る」のワードから
    もの凄くヘビーで陰な世界を誇大妄想して観劇。

    しかし、そこにはノスタルジックで人情味あふれた
    ホロッとくる世界が待ち受けていて…。
    なかなかヘビーでロックな劇中劇が楽しく、
    見応えあった。

  • 満足度★★★★

    観てきた
    あの電車の表現がずるいくらいにいい。初演が気になって気になって、初めて演劇のDVDを買った。

  • 初演に増してエネルギッシュ。
    初演に続き再演も拝見。初演を観た頃は商業演劇ばかり観ていたので小劇場を知らず、「こんな芝居があるのか!」とただただ興奮していた。普通によく観ていた宝塚歌劇団が、名前をパロっただけで全くもって関係のない宝塚奇人歌劇団として出てくるのもなんだか愉快だったし、そのインパクトの大きさは半端ではなかった。

    今回の再演。高校の二年間で数多の小劇場芝居を観、様々な芝居の色を知った上での再観劇はどのように感じるのかと期待と不安で胸を一杯にして劇場に行けば、やはり観劇後には衝撃ばかりが残った。血が沸騰するかのような熱さを感じる。激しい動の中に静が生きる。突飛で衝撃的な展開に、僕は知らぬ80年代小劇場界の熱狂を垣間見るかのようだ。

    難を言えば、後半のシーンが少しだれてしまい、劇世界に連れ去られるようなパワーから一瞬なりとも解放されてしまったことであろうか。そのまま終幕まで観客をその背に乗せたまま全力で突っ走ってほしかった。が、まあそんなこと気にする以上に素晴らしく楽しめたからいいのだ。

  • 満足度★★★★★

    オーサカファンタジー
    彼らが東京に来てすぐぐらい、5年ほど前の立川の駅前でパフォーマンスしてた頃に遭遇して以来。てっきり今ごろバンバン鹿の首をへし折ってくような芝居をやってるのかなと思っていたら、予想外に気持ちのよい舞台でびっくり。
    イメージはつかこうへいとカブキロックスを掛け合わせた感じ。
    娯楽性を押しながらも含むものが多く、ローカルの固有性と身体性が台詞を生きたものにしていて完成度の高い良い作品だと思う。菜月チョビの関西弁の力がすごい。

  • よくなってる
    今回の方がみやすい感じ!
    勢いの中にせつなさを感じます。

    独特な世界観に引き込まれる。

    次回も楽しみです。

  • 満足度★★★★

    切ない
    初演も観ていますが
    今回のほうが分かりやすく(アクなく)、
    かつ切なさもあるように見受けられます。
    近くの人は泣いてましたしね。

    次回公演以降も非常に楽しみにしてますが
    駅前劇場など小さなところでの活動は継続してほしいものです。

  • 満足度★★★

    下町の生活の匂いが感じられるいい舞台でした
    テンポの良い物語進行、生演奏や歌、笑いのシーンが豊富で良いです。そして何よりも、彼らの舞台に感じられる下町の生活の空気など、芝居に質感があるのが、観ていて嬉しいです。欲を言えば、今後はあえて全然違うテイストの作品・別の作家の作品などを上演して、幅を広げていってほしいなと思います。

  • 満足度★★★★★

    観てよかった!
    激しい音量とけったいな衣装の人々。
    びっくりしてしばし状況把握に時間がかかりました。
    子供いたら泣いちゃうかもしれない。つっこみどころ満載の見世物小屋のぞいてしまったような、愛すべきお芝居でした。

    ネタバレBOX

    奇人歌劇団なにげに衣装が豪華でかっこよかった(笑)
    河野まことさんだし!

    けなげな鉄彦の姿か哀しくて泣けました。
    ラスト、車掌になれてよかったね。
  • 満足度★★★★

    また泣けました!
    私が選んだ2008年最優秀作品の再演。

    知っているせいもあるかもしれませんが、前回よりも分かり易くなっていたように思えました。

    ネタバレBOX

    冒頭の髭の駅長シーンでうるうる。本当の意味を知っているからね。

    鉄彦って女の子だったんですね。お母さんのところへは行かずに、宝塚奇人歌劇団の解散で悩むヒロ君のところだけに行ったことに涙。

    子供のときの記憶はいい加減、都合の良い部分だけ残ったりします。ビデオゲームのカセットを散らばらせたため、そして悪ガキのところに持っていこうと考えていたために電車に乗らなかったことを思い出すヒロ君。なんて残酷な!

    それでも鉄彦はヒロ君を応援します。

    演劇で生きていこうと決意する30歳、30歳が分岐点、他の劇団でも演劇で生きていくことの決意表明を何度か観てきました。

    鉄彦の後押しが本当に正しかったかが分かるのはいつになるのでしょうか!?
  • 満足度★★★

    初見
    華がありますね。次回作も観ます。

  • 満足度★★★★

    パワフル!!
    初見でした。観て良かった〜!!
    他の作品も観てみたくなった。

  • 観て良かった。
    笑えて、泣けて、面白い!
    観にいけるか微妙だったけど、いけて本当によかった。

  • 満足度★★★★★

    頑張るための応援歌
    沢山の個性的な劇団があるけれど、この劇団の持つ雰囲気は独特で強烈で、このエネルギーを感じたければこの劇団の芝居を見るしかないと思わせる何かがある。
    観終わった後は、少し切なく寂しくもあるけれど、明日に向かえるパワーをもらえる、前向きになれる、そんな内容。
    歌と踊りと劇中劇と、色んな要素を詰め込んでありました。
    劇団と観客、両方に対する応援歌のような芝居でした。

    ネタバレBOX

    劇団の自叙伝的なエピソードも上手く取りこんでて、思わず『解るよ…』と言いたくなってしまう台詞もありました。
    男前田ドクロの『芝居って作っても目に見えない。だから上手く作れてるか解らないし、不安になって逃げたくなる』やフルシアンテの『僕には書けないよ、知らないもん。思ってない事は書けない。僕に書けるのはこんな本しかないよ』等の人間としての弱さは魅力的でした。
    劇団を解散しようかと迷っている三十路の人間の前に、子供の姿のままで現れた鉄彦は『応援してるで、頑張りや。だってできるって信じてるもん』と無邪気に受け止めて、応援してくれる。
    自分のやりたい事を信じて、ひたむきに真直ぐにただ頑張る。
    大人になってしがらみが増え、ただ素直にやりたい事を頑張れる事もできなくなっていた自分を気付かされました。
    鹿殺しのメンバーは劇中の宝塚奇人歌劇団のように、ひたむきにやりたい事を追及しているのだろうなと思いました。

    劇中劇を演じる劇団『宝塚奇人歌劇団』も面白い。
    蒲田行進曲のパロディや、メタリカ、メガデス、クィーン、マイケル・ジャクソン等々の様々なナンバーに合わせてのパフォーマンス。
    ロックでファンクでパンキッシュで、ワクワクしました。
    衣装も道具も派手で、小ネタも一々関西的なノリ。
    雑多で派手で元気がよくて、いい意味で関西を全面に押し出していました。

    鉄彦が死んでしまう電車事故は、福知山線の電車事故を彷彿とさせる。
    『電車は沢山の人を運ぶ。人は希望や思いを抱えてる。電車は人を運ぶと同時に思いも運ぶ。希望や未来も運ぶ。』
    擬人化された電車車両の、楽隊電車の演出もよかった。
    帰宅時に電車に乗った折、思わず鉄彦の台詞を思い出し、せつなくなりました。

    でも、この劇団の芝居は言葉では上手く表せない。
    ノリが合わない人には、煩いと感じるかもしれない。
    実際、大音量なのでびっくりするかもしれません。
    万人に薦められないかもしれないけれど、私は元気をもらいました。
  • 満足度★★★★★

    濃ゆいエンターテイメント
    思い立って当日券で観てきました。

    非常にパワフルで、息つく間もないほどのエネルギーに終始圧倒された2時間でした。
    緩急の付け方が非常に心地よかったです。

    ネタバレBOX

    主人公の女優の方の、汽笛のセリフの言い方が、非常に情感があって良かったです。

    あとは、楽団が出てくるたびにテンションが上がりました。
    音楽の持つ、上手い下手よりも重要な要素が表現されていたと思います。

    今年見た中では、最も心を揺さぶられた作品でした。
  • 満足度★★★★★

     劇団鹿殺し初観劇!まさか「泣けるファンタジー」とは!!観てよかったよ(;;)/
    「劇団鹿殺し」初観劇です!前から観たかった。
    やっぱり普通、この劇団名から「鹿を殺すような」アナーキーな、
    半裸の男優が叫びっぱなしとか、罵倒しあうとか、
    そういうイメージになりますよね。

    まさか「泣けるファンタジー」とは!!
    青山円形劇場で観れば良かった!

    電車が好きだった小学校時代の友人「鉄彦」との再会に、
    そのころやった芝居の感動を思い出し、大人になって
    やめようとしていた演劇の感動と情熱を取り戻す男の物語。

    電車を楽隊で表現し、歌も随所に織り込んで、
    劇中劇に、つかこうへいさんの芝居(蒲田、熱海)のパロディ
    を盛り込みつつ、「やりたい芝居をやり続ける熱い想い」を
    歌い上げた元気いっぱいのファンタジー!!

    鉄彦を演じた、演出の菜月チョビさんの小学生の演技が
    面白くて、味があって、とってもよかった。

    観てよかった!おすすめです。

  • 満足度★★★★

    電車は「思い」で走る
    本劇団所見で、正直「電車は血で走る」っていうタイトルに若干得体の
    知れないモノを感じ気味だったんですけど、終演時には少々泣きつつも
    晴れ晴れとした気持ちの自分がいました。 

    あらゆる迷いと悩みを吹き飛ばして、未来を前向きに見られるような、
    そんな「パワフルで優しい」作品だと感じました。いや、劇中劇は
    ぶっ飛んでるんだけど(笑

    ネタバレBOX

    鉄彦を乗せてきた電車が楽団で構成されているのが、本作タイトルも
    相まって象徴的でした。 人々の、それぞれの「思い」が形になって
    電車を走らせているし、電車は人々が思わなければ、願わなければ
    走る事が出来ない、のだと思う。

    終盤、虎川にいいように弄ばれていたのに気がついたフルシアンテが
    鉄彦に向って、

    「他の人の人生だもん…僕がどうこうすることは出来ない」
    「でも、どうすることも出来ないのが悔しくって…」
    「僕にはこれしか書けないんだもん!!!!」

    と独白するところで、危うく号泣するところだった。 アレはヤバい。
    何でもいいからとにかくひたむきに打ち込んだ人は、あれは本気で
    心に響くと思う。 私の後ろの席の人も泣いてましたね。。。

    子供のように純真で、レッチリのように渋くて熱い奴らの、体を張った
    抒情スペクタクル。 堪能させて頂きました。

    余談ながら、男前田ドクロをはじめとした、宝塚奇人歌劇団の面々の
    毎回の大立ち回りが、なんか良く分かんないけど猛烈に決まってて
    カッコ良過ぎ!!!
  • 満足度★★★★★

    ロックで、切ない叙情派
    音楽は低音を響かせるロック。
    派手な衣装と、生演奏。

    だけど、そこで語られるのは、人と人のつながりの、切なさが溢れるストレートな物語。

    初めて鹿殺しを観たけれど、なんか、こう、ぐぐっとくるところがあるんだな。

    ネタバレBOX

    電車は、郷愁を誘う。
    私は、鉄っちゃんではないのだが、やはり、どこかへ、ガタンゴトンという音とともに揺られて行くというところに、哀愁も郷愁も感じる。

    亡くなった親方が運転する宝電鉄の電車に揺られ、鉄彦は、昔の小学生のままの姿で帰ってくる。
    昔の仲間たちは、すでに成人し、大工として働いている。そして、続けていた演劇を辞めようとしている。

    ただし、昔の仲間たち、と思っているのは、鉄彦だけで、実は、その仲間たちからは、昔は疎まれた存在であった。
    そんな切ない、片思いのような関係が、昔の記憶とともに、蘇り、成人していた仲間が感じていた「後ろめたさ」に気がついていく。

    そして、演劇と劇団というキーワードは、イヤでも、それを演じている鹿殺しと、オーパラップしていく。演劇・劇団に対する想いが、この舞台にある。「劇場をつくろう」という歌とともに。

    さらに、物語は、宝塚ということから、福知山線の痛ましい事故を思い出してしまう。その事故の扱い方には、異論もあるだろう。しかし、いろんな想いを乗せて電車は走り、その人たちの命を運んでいて、さらにその人たちを取り巻くたくさんの人々の記憶や想いも乗せているということが、ひしひしと伝わる。

    楽団の電車は、金管楽器が中心で、その音色は、哀愁がある。歩き方にも注意が払われていて、それがとてもいい。
    楽団のメンバーは全員、どこかを怪我していて、包帯等をしているのは、あの事故の列車だったからなのだろうか。

    楽しいのに、切ない、そんな列車だ。

    人と人との関係は、鉄彦を襲った不慮の事故だけでなく、意外と簡単に切れてしまうことがある。それは、劇団に集まった人たちも同じで、運命で集まったように思えても、ある日突然関係が断ち切れてしまうこともあるのだ。それがまた結びつくこともあろのだが、人と人との関係は、そんな危うさの上に成り立っているのだ。

    鉄彦を演じたチョビさんが圧倒的に印象に残る。
    「○○やんか〜」という口調で、例えば、犬に話し掛ける言葉までも、哀しく聞こえてしまう(この口調は好きだ)。

    鉄彦が戻ってしまう電車を阻み、仲間の御輿電車で幕となるのは、とても美しいと思った。

    ただ、歌、特にソロパートのところは、もっとロック調(ジャパメタ調、あるいはロック歌謡調)だったら言うことはなかったのだが。
  • 満足度★★★

    みた

    楽団がいい。
    全体的にサービス精神旺盛で勢いあるのに、なんか置いてかれてしまった。

    ネタバレBOX

    前半が動で後半が静に片寄り気味だからか。
    駅前劇場、青山と見てきて、今回一番歌声が聞き取りづらかった。それも乗りにくかった理由。会場の性質なのか、歌い手の歌唱法かなんなのか。
    菜月チョビの役づくりが今回はアダになっていたのかも知れない。

    次回は本多と知り、色々思うことあり。
    とりあえず、チケット代は据え置きでお願いしたい。
  • 満足度★★★

    イメージ変わりました。
    「殺ロメ」以来の2回目観劇。
    確かにテンポは早いですね、特に劇中劇は凄いですが楽しめました。
    半自伝的であり、応援部隊だそうですが、郷愁のような悲しい感覚と
    真面目に愚直に生きてる工務店の方々が見れて物語として
    ちゃんと見れたし、良かったです。
    鳴りものもあるし、ダンス・音楽もあって楽しいく見る事が出来ました。
    ただ、騒がしいイメージがかわってよかったです。
    出来れば、もう少し歌詞とか細部にこだわって言って欲しいです。

  • 満足度★★★

    入り込めるかどうかがポイント
    この劇団観るの2回目(前回は『ベルゼブブ兄弟』)
    演出のチョビさんのメッセージ↓にグッと来たのと
    この前見たカフカの「変身」での丸尾さん良かったので 行ってきました。
    http://shika564.com/densha/message.html

    こういう舞台は
    ある種異常な雰囲気に同化できるかが
    重要なポイントになるが
    正直最後までいま1つ入りこめなかった。

    ストーリー自体は結構面白いし、
    劇団のエピソードなどもうまく取り込んでいるみたいだが
    あの矢継ぎ早な展開にどうもついていけない。
    あと、この回はマイクの調子が悪かったこともあって
    セリフが聞き取りづらい部分が多かった。

    ネタバレBOX

    蒲田行進曲の全然落ちてない
    階段落ちはうけた。

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