満足度★★★★
ヘビーでロックな劇中劇に笑
そういえば、これも観たな。書き忘れ。
劇団鹿殺し、千秋楽。この時が初見。
まず「鹿殺し」と「血で走る」のワードから
もの凄くヘビーで陰な世界を誇大妄想して観劇。
しかし、そこにはノスタルジックで人情味あふれた
ホロッとくる世界が待ち受けていて…。
なかなかヘビーでロックな劇中劇が楽しく、
見応えあった。
初演に増してエネルギッシュ。
初演に続き再演も拝見。初演を観た頃は商業演劇ばかり観ていたので小劇場を知らず、「こんな芝居があるのか!」とただただ興奮していた。普通によく観ていた宝塚歌劇団が、名前をパロっただけで全くもって関係のない宝塚奇人歌劇団として出てくるのもなんだか愉快だったし、そのインパクトの大きさは半端ではなかった。
今回の再演。高校の二年間で数多の小劇場芝居を観、様々な芝居の色を知った上での再観劇はどのように感じるのかと期待と不安で胸を一杯にして劇場に行けば、やはり観劇後には衝撃ばかりが残った。血が沸騰するかのような熱さを感じる。激しい動の中に静が生きる。突飛で衝撃的な展開に、僕は知らぬ80年代小劇場界の熱狂を垣間見るかのようだ。
難を言えば、後半のシーンが少しだれてしまい、劇世界に連れ去られるようなパワーから一瞬なりとも解放されてしまったことであろうか。そのまま終幕まで観客をその背に乗せたまま全力で突っ走ってほしかった。が、まあそんなこと気にする以上に素晴らしく楽しめたからいいのだ。
満足度★★★★★
オーサカファンタジー
彼らが東京に来てすぐぐらい、5年ほど前の立川の駅前でパフォーマンスしてた頃に遭遇して以来。てっきり今ごろバンバン鹿の首をへし折ってくような芝居をやってるのかなと思っていたら、予想外に気持ちのよい舞台でびっくり。
イメージはつかこうへいとカブキロックスを掛け合わせた感じ。
娯楽性を押しながらも含むものが多く、ローカルの固有性と身体性が台詞を生きたものにしていて完成度の高い良い作品だと思う。菜月チョビの関西弁の力がすごい。
満足度★★★★
切ない
初演も観ていますが
今回のほうが分かりやすく(アクなく)、
かつ切なさもあるように見受けられます。
近くの人は泣いてましたしね。
次回公演以降も非常に楽しみにしてますが
駅前劇場など小さなところでの活動は継続してほしいものです。
満足度★★★
下町の生活の匂いが感じられるいい舞台でした
テンポの良い物語進行、生演奏や歌、笑いのシーンが豊富で良いです。そして何よりも、彼らの舞台に感じられる下町の生活の空気など、芝居に質感があるのが、観ていて嬉しいです。欲を言えば、今後はあえて全然違うテイストの作品・別の作家の作品などを上演して、幅を広げていってほしいなと思います。
満足度★★★★★
観てよかった!
激しい音量とけったいな衣装の人々。
びっくりしてしばし状況把握に時間がかかりました。
子供いたら泣いちゃうかもしれない。つっこみどころ満載の見世物小屋のぞいてしまったような、愛すべきお芝居でした。
満足度★★★★
また泣けました!
私が選んだ2008年最優秀作品の再演。
知っているせいもあるかもしれませんが、前回よりも分かり易くなっていたように思えました。
満足度★★★★★
頑張るための応援歌
沢山の個性的な劇団があるけれど、この劇団の持つ雰囲気は独特で強烈で、このエネルギーを感じたければこの劇団の芝居を見るしかないと思わせる何かがある。
観終わった後は、少し切なく寂しくもあるけれど、明日に向かえるパワーをもらえる、前向きになれる、そんな内容。
歌と踊りと劇中劇と、色んな要素を詰め込んでありました。
劇団と観客、両方に対する応援歌のような芝居でした。
満足度★★★★★
濃ゆいエンターテイメント
思い立って当日券で観てきました。
非常にパワフルで、息つく間もないほどのエネルギーに終始圧倒された2時間でした。
緩急の付け方が非常に心地よかったです。
満足度★★★★★
劇団鹿殺し初観劇!まさか「泣けるファンタジー」とは!!観てよかったよ(;;)/
「劇団鹿殺し」初観劇です!前から観たかった。
やっぱり普通、この劇団名から「鹿を殺すような」アナーキーな、
半裸の男優が叫びっぱなしとか、罵倒しあうとか、
そういうイメージになりますよね。
まさか「泣けるファンタジー」とは!!
青山円形劇場で観れば良かった!
電車が好きだった小学校時代の友人「鉄彦」との再会に、
そのころやった芝居の感動を思い出し、大人になって
やめようとしていた演劇の感動と情熱を取り戻す男の物語。
電車を楽隊で表現し、歌も随所に織り込んで、
劇中劇に、つかこうへいさんの芝居(蒲田、熱海)のパロディ
を盛り込みつつ、「やりたい芝居をやり続ける熱い想い」を
歌い上げた元気いっぱいのファンタジー!!
鉄彦を演じた、演出の菜月チョビさんの小学生の演技が
面白くて、味があって、とってもよかった。
観てよかった!おすすめです。
満足度★★★★
電車は「思い」で走る
本劇団所見で、正直「電車は血で走る」っていうタイトルに若干得体の
知れないモノを感じ気味だったんですけど、終演時には少々泣きつつも
晴れ晴れとした気持ちの自分がいました。
あらゆる迷いと悩みを吹き飛ばして、未来を前向きに見られるような、
そんな「パワフルで優しい」作品だと感じました。いや、劇中劇は
ぶっ飛んでるんだけど(笑
満足度★★★★★
ロックで、切ない叙情派
音楽は低音を響かせるロック。
派手な衣装と、生演奏。
だけど、そこで語られるのは、人と人のつながりの、切なさが溢れるストレートな物語。
初めて鹿殺しを観たけれど、なんか、こう、ぐぐっとくるところがあるんだな。
満足度★★★
イメージ変わりました。
「殺ロメ」以来の2回目観劇。
確かにテンポは早いですね、特に劇中劇は凄いですが楽しめました。
半自伝的であり、応援部隊だそうですが、郷愁のような悲しい感覚と
真面目に愚直に生きてる工務店の方々が見れて物語として
ちゃんと見れたし、良かったです。
鳴りものもあるし、ダンス・音楽もあって楽しいく見る事が出来ました。
ただ、騒がしいイメージがかわってよかったです。
出来れば、もう少し歌詞とか細部にこだわって言って欲しいです。
満足度★★★
入り込めるかどうかがポイント
この劇団観るの2回目(前回は『ベルゼブブ兄弟』)
演出のチョビさんのメッセージ↓にグッと来たのと
この前見たカフカの「変身」での丸尾さん良かったので 行ってきました。
http://shika564.com/densha/message.html
こういう舞台は
ある種異常な雰囲気に同化できるかが
重要なポイントになるが
正直最後までいま1つ入りこめなかった。
ストーリー自体は結構面白いし、
劇団のエピソードなどもうまく取り込んでいるみたいだが
あの矢継ぎ早な展開にどうもついていけない。
あと、この回はマイクの調子が悪かったこともあって
セリフが聞き取りづらい部分が多かった。