満足度★★★★★
蜘蛛の糸ひきずってます。
石井モリーナの根底にある強さとしなやかさ、浦井バレンティンの繊細さと脆さ、朝海オーロラ&蜘蛛女のエンターテインメント性、そして最強アンサンブルのダンスと歌…。公演が終わっても、蜘蛛の糸をずっと引きずって、中々あの世界観から去ることができません。人間の中に確実に存在する様々な心理を、台詞の微妙なニュアンスでも表現していて、全体に流れる重く暗いトーンとは裏腹に、観たあと不思議な満足感の残る作品でした。
満足度★★★★
石井一孝のモリーナ、凄くハマってる。
石井一孝のモリーナ、ハマってる。ハマり過ぎ。石井ならではの、熱いモリーナ。←相変わらず汗だく^^
これは石井の代表作になるかも。
浦井健治は反社会派のキーマンなんて柄じゃないという事前の印象だったが好演。
蜘蛛女は、ロンドンオリジナルキャストのCDだとややシャンソンの香がするが、この日本語版ではテイストが違う。だが、宝塚出身者を充てることで違った魅力を生み出している。ダンスのキレとしなやかさは、さすが。
バンド陣は舞台裏なのか袖にいるらしく客席からは見えない。
満足度★★★★
刑務所なのに甘美な世界で...
南米の刑務所を舞台にしたラテンのミュージカルだからか、ラテンの曲のもつ明るさと刑務所の暗さが同居していて、さらにモリーナとヴァレンティンの愛による甘美な空気も漂っていて、いかにも荻田浩一っぽい世界に引き込まれました。
石井一孝モリーナが健気で愛しい。
朝海ひかるオーロラは不思議な空気をかもし出していて、幽玄にも通ずるんじゃないかなあ。