満足度★★★
Cプロを見る
発起人:KENTARO!!とクレジットされているが、要するにKENTARO!!のプロデュース公演ということでいいのだろう。ABC、3つのプログラムのうち、Cプロを見る。
前半は白井剛とSKANKによる「THECO(ザコ)」という作品。以前、同じタイトルで別のミュージシャン7名と白井が共演したのを見たことがあるが、内容的にはまるで違うものだった。ダンサーの白井がいろんなミュージシャンをゲストに迎えて即興的なセッションをやるという企画なのだろう。ほかにも野村誠やアルディティ弦楽四重奏団とも共演している。ただし、今回がいちばん物足りなかった。舞台が狭いというのも一因かもしれない。
後半はKENTARO!!が主宰するダンスグループ、東京ELECTROCK STAIRSの「短い夜のS.F」、「ジョウネツたましい~B-DASHに捧ぐ~」とKENTARO!!のソロ「ゆうべのこと」という作品。
何組かが登場するダンス公演の、その出演者の一人という形で、KENTARO!!の作品は過去に3度くらい見ている。今回、たぶん大きく進化したんじゃないだろうか。初めて、単独公演を見たいと思うくらいに面白かった。秋にはアゴラ劇場で11日間のソロダンス公演をやるそうなので、今から大いに楽しみ。