満足度★★★
演技のジャムセッション
今回は脚本がなく、各自にキャラクターを創造させ状況設定だけ与えるという「戯曲もない、インプロでもない」(←チラシより)即興芝居で、エチュードの積み重ね的な感じ?(…とか言って、「インプロ」「即興芝居」「エチュード」の区別・定義がよくワカっていないんだが…(爆))
んなワケで一言で表現すれば「アヤしいキャラ見本市」で見せる「演技のジャムセッション」。ほら、各自の楽器(キャラ)とコード進行(設定)だけ決まっているところが共通でしょ?
が、ジャムはジャムでもテーマの提示などなくいきなりインプロヴィゼーションが展開される感覚は70年代後半に来日した頃のマイルス的とか?
また、劇中の照明やS.E.は毎回変わる(この回のS.E.は銃声・雨音・サイレンなどだったが前日は幽霊が出るような音もあったとか)そうで(アフタートークで明かされる前、観ていて察した)、それも演出家の指示ではなく、照明さん・音響さんの判断によるとのこと(こちらはアフタートークより)。
キャラの可笑しさと何が起こるかわからない(あるいは何が起きても不思議はない)緊張から生み出される「グルーヴ感」(笑)が独特で、あんまり長く演っていてもまとまりがなくなりそうなところ、75分という上演時間も程良かったのではあるまいか。
満足度★★★
キャラクターはがっつり
登場人物たちのキャラクターは
デフォルメされたなりにガッツリと伝わってきました。
ただし、それが物語を十分に膨らませるには
やはり何かが足りない印象をもちました。