よくできている
雑なところはあるし、もっともっと完成度を上げれるなぁと思いつつ、それだけのびしろを感じました。あ、えらそうですね。
自分より若い人が脚本・演出・主宰されてるそうで今後に大期待ですね。
すっきり
死んだり血糊だったりする物語の印象も強いけれど、物語がごちゃごちゃせずにすっきりと見やすくなっているのは格段の進歩だと思うのです。
作演を兼ねる葛木英に客演はキャリアが段違いな中田顕史郎を組み合わせた世界は物語に説得力を持たせている気がします。
問題があるとすれば、ほんの少し先を走る本谷有希子との立ち位置の差を何処に置くかではないかと思うのですが、今作は比べようと思わせるほど、ちゃんと作られているのです。
満足度★★★
やっぱり見といてヨカッタ
エロスが題材でタイトル「癖」から想像していた内容とは違い、解離性同一性障害(多重人格)の女性と、その主治医との恋愛のはなし。まさかそーくるとはおもってもいませんでしたので、びっくり。
構成や展開は、もっとうまいやり方がありそうですが、ヘタに解離性同一性障害につっこまず、あくまで恋愛の方を主にしたのは正解だと思います。