満足度★★★★
何でもやってちょうだい!
病人の体内に「ミクロの決死圏」よろしくミクロ化された隊員が入り、擬人化された(笑)菌や病原体と戦うというアクションコメディシリーズの第3弾、ライバル会社のバスターを登場させた続編から2年、今回は薬効成分という「物質」を擬人化するなんて「反則ワザ」を使用。
がしかし、これが面白いので、もう「何でもやってちょうだい!」状態?(笑)
「CATS」のキャラのようなTイガーBーム(塗り薬じゃんかさ!)、「見るからに」な青・黄・銀の風邪薬や銭湯でお馴染みの頭痛薬、チープなGンダム(爆)のような胃腸薬など、欽ちゃんの仮装大賞(←劇中台詞にもあった)もどきの「薬品」たちの衣裳のアイデアも愉快。
いや、衣裳だけでなく某頭痛薬の「半分は優しさでできている」なネタも上手かったっけ。ネタと言えばアニメネタも今回は多くて、それにもウケる。
他にストロボとS.E.を使った「なんちゃってバク転」とかエフェドリンの幻想シーンなんかは舞台表現の面白さを引き出しており、前日に西口で観た芝居の演出家に爪の垢を煎じて呑ませたいくらい…(爆)
で、一件落着の後にはシリーズ第4作の予告もあり……実現するのはまた2年経ってからか。