満足度★★★
もう一息かな
藤原紀香は、前回作同様、良い具合に演じていたと思う。杜けあきさんと高嶺ふぶきの宝塚組は、やはり上手い!戸井勝海さんと木場勝己さんも、相変わらず味のある演技で素晴らしい。諸星氏は、もう少しキャラを際立たせて良かったんじゃないだろうか。それに比べ阿部力さんは、一番いけてなかった。何か、私には彼を選ぶ意図が分からない。また、展開もあまりよくなく、俳優陣を生かせていなかったと思う。
満足度★★★
終わり方に疑問が
紀香さんは、ハスッパで、チャーミングなサリーを、持てる力を最大限に生かし、好演されていたと思います。阿部さんは、雰囲気はいいけれど、もう一つ役を生き切れてない感じで、サリーとクリフの気持ちの通い合いがイマイチ表出されないので、むしろ、杜けあきさんと木場さんのカップルの方が物語の主軸に見えてしまいました。
諸星さんのエムシーは、全体的に見せ場たっぷり。予想以上に好演されていて、嬉しい誤算でしたが、期待していた小池さんの演出には、どうにも腑に落ちない点が…。
やはり、私にとっての最高の「キャバレー」は、17~8年前のシアターアプルでの、草刈さんと美波里さんのバージョンでしょうか?