裂躯(ザックリ) 公演情報 裂躯(ザックリ)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★★

    ある意味ドキュメント?
    話の内容がリアルってんじゃありません。人間関係がリアルってのでもありません。しかし、登場する人物が抱えてる矛盾が、ものすごくリアル、に感じました。笑っちゃうほどぞっとする。作演出の下西さんって人、物凄い冷静な人間観察してる人なんだな、って想像しました。

    皆どっかギリシャ悲劇的なパワーに溢れてて、でもそれで生死の狭間に追いつめられるほどドラマチックじゃなくて、ただ矛盾を抱えたまま生きている。それが狂って見えるけど、同時にすごい身近なことにも感じられている。すごい舞台だと思いました。

  • 満足度★★

    うむ。
    期待していた。。。雑さがもったいない。

  • 満足度★★★★

    楽しませてもらいました
    初見でしたが、独特の世界を楽しませてもらいました。ただ家族のお話ですと、個人的に実体験と結びついて、かなり重かったです。

  • 201006211930
    観劇

  • 満足度★★★

    ザックリきました
    家族って何? と考えてしまう舞台でした。

  • 満足度

    ツライ
    観ててツライ。
    内容も、快く思えないシーンが多々あった。
    以前、観た芝居が良かっただけに、残念。

    もう観に行く事は無いと思う。

  • 満足度★★★

    斬新さと言葉の面白さと色が独特。
    最初は?どんな内容?という風に始まり、大筋が把握出来たときの自己紹介のシーンが一番面白かった。雰囲気とかは好きだけれどとくに目立った展開もなくだったので中盤からは飽きはじめてしまった。導入のあのわくわくから結構落差があった。そして思った程ダークではなかった。面白かったし、面白くなかった、というなんとも不思議な作品でした。

  • 満足度★★★★

    ライトめ乞局デビウ。
    なんかものすごいらしい、重い、と聞いていた乞局。
    そんな中でも今回はライトらしいよ、と聞き、
    そんなら自分でも大丈夫かな、と思って観劇。

    ネタバレBOX

    確かに、比較的見やすかったと思う。
    ぐったりするよな内容を、時折笑いも織り交ぜながらポップめ?に演出。
    家族という限定的組織の在り方と、血縁を不快に思う子供たちの葛藤。
    印象的な舞台美術と、笹塚ファクトリーのうまい空間作りに唸る私であった。
  • 役者芝居
    個人的には、岩本えりと笹野鈴々音が醸しだす雰囲気が好みだったけど、後半は、西田麻耶と下西啓正の夫婦にいろいろと持っていかれた印象。あと、前半で墨井鯨子を囲む、連合赤軍的粛正感も素敵☆

  • 満足度★★★★★

    大好き。
    すっごくいいです。
    大好きです。
    ブラックで歪んでいるようで、後味がほんのりあったかい感じ。

  • 満足度★★★

    親を恨む若者同盟
    ここ何作かちょっと物足りなくて、作者の身辺の変化(結婚したり、子供ができたり)と関係があるのかなんて余計なことまで心配したが、今回はなかなか面白かったのでひと安心。
    もともと暗く歪んだ世界観が作品の特徴だったが、今回は妙に明るくはじけたところもある。
    作品世界が独特なので、以前は公演チラシにあらかじめ状況設定を詳しく書いたりもしていた。今回は劇団のホームページに、短い小説形式でいわば物語の前日談が掲載されている。

    ネタバレBOX

    親に恨みを持つ青年男女の同盟とでもいうか、そんな集団が古い民家を根城にして共同生活をしている。メンバーの一人が両親に猛省を促すべく、彼らをアジトへ拉致してきたのがことの発端。

    客席を二つに分ける和風の舞台装置が一種独特。渡り廊下のようでもあり、縁側のようでもある。障子戸に人影が映ったかと思えば、障子戸の紙の部分を取り外すと、今度は木の枠組みが座敷牢にも見えてくる。

    最初は拉致された両親、特に父親の反応を見て、ドメスティック・ヴァイオレンスの家庭かと思ったが、実はそうではないらしい。共同生活をする男女の行動を見ていると、むしろ自立できない若者たちがその原因を親に求めて、逆恨みしているようにも思えてくる。

    若者たちの共同生活ぶりにはちょっとカルト集団の匂いも感じるが、しかし教祖的な存在がいるわけではない。自分たちをブラピとかMJとか外国ふうのあだ名で呼び合っている。場面によってあちこちの方言をしゃべっていたのはどういうことなのかよくわからないが、集団の異様さを示す効果はあったようだ。

    人間関係がうまく築けない彼らは当然ながら異性と付き合ったこともない、童貞と処女ばかり。両親を拉致してきた娘はそんな中ではむしろ行動力があるといわなければならない。母親の不倫相手を見つけ出し、彼と関係を持ち、結婚話にまでこぎつける。動機は親への復讐だったのかもしれないが、怒りを行動に変えることで自立の方向が見えてきたようにも思える。不倫相手を仲間に紹介する場面では、まるで彼のライブステージのようなすっとぼけた演出で、周りからは囃したてたり励ましたりの声が飛ぶ。そういえばミラーボールも天井から降りてきた。ふつうなら深刻なストーリーが展開するところを、ちょっとシュールでコミカルな描き方になっているところが、これまでにない作風の変化ではないだろうか。

    結局、拉致された両親が解放されるわけでも殺されるわけでもない。作者が描きたいのはそういうストーリーではなく、特殊な状況を設けることで、親や家族について感じるあれこれを顕在化できればそれでいい、ということだろう。

    テーマ的なものとは別に、役者陣の演技も見所だった。両親(井上裕朗、石村みか)と娘(中島佳子)、青年男女(石田潤一郎、三橋良平、河西裕介、岩本えり、加古みなみ、笹野鈴々音、墨井鯨子)、不倫相手(下西啓正)、その妻(西田麻耶)、偶然巻き込まれた建築事務所の男(佐野陽一)。
  • 光明が見えないテーマ
    舞台の大胆な発想はなかなかのもの、これから始まる何かを予感させ、興味を膨らませるには充分と言える。
    が、後ろ向きになる観客には背中を見ているだけで何を言ってるのかが聞こえにくいのは改良すべき点だろう。
    ただ残念なことに自分が生まれてきたことを否定せざるを得ない、批判すべき対象を親のみとすることには疑問。
    家庭とは何か、この家族の中でさえ信じられない人間がどうして他人を信じ、人を愛することが出来るのか・・・・愛のない結婚を肯定するような事があっては結局同じ過ちを後世に残すことになるだろう。
    それならいっそ、親にならず自分の人生を開拓するエネルギー集団として生きる道を選択するほうがまだ光明が見える。
    影響力をもつ劇団であるがゆえに、その本意を錯覚する人間もb存在する危険性のあることも理解してほしい。

  • 満足度★★★

    ふーむ
    衝撃度は「汚い月」の方がありました。ただ、主役の女優さんはとても素敵でした。

  • 満足度★★★★

    批評される「親」
    「子」に観察され批評される「親」と、疑似家族を再構築することによって引きつれがあぶり出される「子」。「家族」の行方を描いた作品は最近いくつも観てきたが、中でも傍観的で挑発的な視点。考えさせられる事が多かった。
    前半と、後半のわしづかみ具合がハンパなかったのだが、「外」の視点が介入された中盤が手応えがなかったように感じたのが残念だった。

  • はじめて。。
    少し恐い。
    でもまたみたい。

  • 満足度★★★

    お初
    何の予備知識もなく観たが、ちょっと好みとは違っていたかな。毎回こういうテイストなんだろうか?
    ちゃんとストーリーがあって、単なる不条理でもないし・・・・・。でも、なんだか感情移入できないし・・・・。不思議な世界でした。
    この小屋は何回か観たけど、舞台を中央に設定して客席を2等分したのは今回初めて観た。左右(前後?)対称の舞台装置だったのでどちら側から見てもほぼ同じに見える、面白い演出だった。あえて言うなら、ちょっとの差だけど、奥側から観たほうがいいかも。

  • 満足度★★★★

    わわ
    ★5個付けたいところなのだが、怖いので4つにしときます。でも4.8くらい。お薦めできるか?と尋ねられたら答えは「No」なのだが、個人的には超好きな作品。

  • 満足度★★★

    比類なき世界に幻惑される
    夢の中のような突飛な設定・展開ながらヘンにリアリティもあり、あたかも異文化の世界に迷い込んだように幻惑させられる。
    また、幅のある廊下(だったり食卓だったり)を中央に配し桟だけの障子戸を繋いだようなものを組み合わせた装置の使い方も面白い。

    なお、ご覧になる場合は、対面式客席の奥の側をお勧めします。あるシーンで振り返らずに済みます。

  • 満足度★★

    もう少し‘刺激’が欲しかった。
    乞局さん、初観劇。これは、好みではなかった…という事になってしまうんでしょうか、残念ながら。前半、‘ビクッ!’とさせられる演出があったのはさすがと思いましたが、後半に行くにつれ‘何を見ているのかわからなくなる’とでも言いますか…なにかドンドン気持ちが離れていってしまいました。高い評判を耳にしていた劇団さんなので、おそらくは自分の肌に合わなかったという事なのでしょう。もうちょっと刺激してもらいたかった。うまく言えませんが。

  • 201006161930
    201006161930@笹塚ファクトリー

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