満足度★★★★
反戦系のテーマを娯楽性も持たせながら
中国の「南方大ソウ国」と「東方キン国」の戦のさなか、そこには戦を終結させようと考えている者もいて…という史劇系ストーリー。
単純な勧善懲悪ではなく、どちらが正しいという二元論では語れない国同士の戦いというスケールの大きな物語を、対立する両陣営に反戦グループも絡ませた3つの勢力をうまく使いながら全体の流れを制御するストーリーテリングが巧み。
そんな大きな動きの中に友人や仲間を想う気持ちもシッカリ織り込んでいるのも上手い。
初見であった『花音 -canon-』(07年6月)や『ブロッサム セレナーデ ~よしのと魔王~』(08年4月)もそうだったように、反戦系のテーマを娯楽性も持たせながら語るのが本当に巧い。
また、南方の四神獣(だったっけ?)と呼ばれることになる反戦グループの4人の衣装の基調色が朱・黒・白・青(緑)という小ワザにツボを突かれる。
もちろん、それぞれ異なったオリジナルの武器を使うことにも、その武器デザインも含めて感心。
満足度★★★
同じことを望みながら争う人間の性
夢命クラシックスさんは初見です。
役者さんたちは萬劇場の舞台を所狭しと動き回っていました。
キャラクターの関係性が難解かと思いきや
それぞれにカテゴリー分けがされていて見やすかったです。
変えがたい現実に直面する
最後の落としどころも好みでした。
あとはネタばれにて→