満足度★★
内容は○だが他で☆2つ減点
描いた「さくら」と亡くなった子供の人形を作るよう依頼された腕の立つ人形師の話・「人形師」という中篇2本でチラシの惹句は「ちょいとふしぎな 二つの江戸ばなし」。
民間伝承や江戸の巷間話に材をとったストーリー、古典文学っぽい雰囲気も漂わせて「世にも奇妙な物語・江戸時代編」みたいな…。
旗揚げ公演『闇に咲く華 GOEMON'S SECRET』の娯楽アクション時代劇とはガラリとオモムキを変えての「サテライト公演」、イイんじゃないっすか?
ただ「さくら」の終わり方、賭けに勝った場合に立たせるのは1日限りだったのでは?
あの後にヒロインが手痛いしっぺ返しを食らうことを暗示しているととるべきなのか? あるいは「生身の人間の方が人ならざるものよりもよっぽどズルくてコワい」というオチ?
なお、☆については受付開始時に予約者票が整理できていなかったことと開演が10分押したことについて一言も触れなかったことで2つ減点
満足度★★★★★
怖かった
二作とも人間の欲深さ、怖さを上手く表現していた。脚本も良くできている。
ただ、最後の最後が・・・・結局どうなったの??
本公演とは違った舞台『サテライト公演』、来年も楽しみにしたい。
満足度★★★★★
恐い話
テレビでたとえると『世にも奇妙な物語』か『本当にあったこわい話』といったところでしょうか。時代設定は江戸とのことでしたが、特にマゲを結ったりしていなかったことで時間がぼやけ(昭和初期くらいまでOKじゃないですか)、かえって恐さの普遍性が増したと思います。おいしい話があると心のどこかに隙が出来て、人生が狂っていくというのは、いつの時代にもあることですから。
満足度★★★★★
脚本最高!
本当のようでいて本当ではない。
嘘のようでいて嘘でない。
本当であって欲しいけど、本当ではない。
誰しも生きていれば経験する、現実と抽象が入り乱れる感覚に
節々同感し、感動してしまいました。
また、時代背景が江戸ということで、一途で奥ゆかしい大昔ならではの
人間味が垣間見られ、忘れかけていた日本人の心の美しさにも感動しました。