満足度★★★★
テッパンなネタな上に好みのストーリー
高校時代のボート部の面々が同窓会で30年ぶりに顔を合わせて回想する高校時代…という定番中の定番、テッパンなネタな上に好みのストーリーなので135分の上演時間もアッという間。
それに加えて中心となる'80年にはシッカリ物心がついていたので、「アレは80年の出来事(やヒット曲)だったか」などと回顧に耽る。
(本編で曲が流れたりはしないが、ザ・リリーズも30年くらい前のアイドルだということに今更ながら気付いたりも…)
また、練習台を4台並べての最後の練習の見せ方(劇中でも練習台を使っている設定)に『ペダルをめっちゃ漕ぐ』のレースシーンの演出の原点も見る。
さらにその背後の壁に水面の映像を投影する演出に敷村良子原作(もちろん読みましたとも!)、磯村一路監督の『がんばっていきまっしょい』(98年)のクライマックスシーンが重なって「久々にアレもまた観てみようかな」(DVD所持)とも思う。
で、劇団SEIN時代から贔屓の田澤佳代子が08年4月の『トレジャーのある街 '08』に引き続き外国人キャラなことにニヤリ…。
あと、冒頭で母から同窓会に代理出席を頼まれている女性が終盤で登場してメッセージを代読するのも上手い。
…ってなワケで満足度高し。
満足度★★★★★
ハートフルな懐古の世界
劇団子さんを観るのは3回目です。男性役者たちが魅力なステージでした。セリフも、役どころも、肉体も、表情も。前に座っていた女性2人組がひそひそと「カッコイイね~」と言っていました。
劇団子さんの演劇は、観終わったあとの余韻がいいですよね。笑うところも多いですが、ベースに普遍的な優しさみたいなものが流れています。で、今回は、どこか懐かしさを感じるようなストーリー。役者さんは団塊Jr.の方が多いと思いますが、同じ世代としてとても共感できました。10代、20代の若い世代はどう観ているのかな?
満足度★★★
かなりの力業
『シアター!』を読んで興味を持ち、今回初見です。
熱血先生はいないけど、
昔懐かしい泣いて笑っての青春モノ。
ビジュアル的に高校生が厳しい方もいましたが、
2時間超を飽きることなく観ることが出来ました。
ただし、かなり力業の感あり。
それが魅力なのかも知れませんが
わたしはもう少し洗練されたほうが好みかも。
それと、叫ぶような発声がちょっと気になりました。
カラーの立派な無料パンフレットを頂きました。
特集の記事などもあり、これは結構嬉しい。
満足度★★★★★
惚れてまうやろぉ~!
昼夜2公演を観ることができました^ω^
脚本、演出、役者の技量はもちろん、照明、音響、選曲、美術などなど、すべて申し分なしです。
実のところ、2回目を観た時は、粗探しをしてやろうかと思っていたのですが、そんなことも忘れてしまうぐらい、芝居に引き込まれてしまいました。
2度続けて観ても、同じところで笑い、涙し…。
ある時期から、よほどのことがないかぎり、満足度で星5つはつけない方針にしているのですが、こんなの観せられちゃったら、減点しようがありません。
チクショウ!やられちまったぜ(;´▽`A
満足度★★★★★
笑って泣いて忙しい。
げらげら笑ったり、そうかと思ったらマジ泣きしてみたり、観る方も一生懸命青春しちゃう。胸がきゅんきゅんしました。
舞台美術の細やかさ、好きです。
映像も相変わらず素晴らしい。