満足度★★★★★
臨場感ありまくり
OLから転身した女性がオーナーであるカフェの2階を舞台にオーナーの元カレである居候やバイトの女性、オーナーの妹、オーナーに想いを寄せる出入りの酒屋などを描いた「日常系」。
それでなくとも会話自体が自然でリアリティがあるのに「リアルタイム」ならぬ「リアルプレイス」の芝居なこともあって臨場感ありまくり。
各登場人物も若干誇張されているものの「あ、そういう人っている(あるいは「いそうだ」)よね」でキャラがたっているのでなおさら。
で、先日の鈴舟の『ベイビー・フェイス』が昭和のホームドラマな味わいだったのに対してこちらは平成のホームドラマ(平成であってもトレンディドラマではない(笑))っぽい雰囲気。作家の世代が如実に表れているのかしら?
ってなことで、基本的には笑いながら、時には共感し、時には羨望(?)しての85分、楽しかったなぁ。
満足度★★★★
日常の覗き見
空猫たふたふとは、はぶ談戯主宰の穂科エミさんがはぶ談戯では表現できない世界を描こうとして立ち上げた企画。
今回の公演は、高円寺にあるタコスカフェの2階部分を使い、しかもタコスカフェの1階部分は通常営業しているというなかなかのリアル感であり、面白い状態での公演でした。