だまし絵を見てるような感覚
劇中劇の登場人物と役者を2人一役(というのかな)で演じながら
徐々に世界が侵食されていって捩れていってひっくり返る…
何か歪んだだまし絵を見ているようで面白かった
舞台美術の巨大なパーテションに唸った
満足度★★★★
座・高円寺の広さを見事に使っていた!
まず、舞台の使い方に感心。座・高円寺は横に広い劇場だが、それを上手く使い、また舞台の前に楽屋のようなスペースを作り、奥行きも含めて舞台を大きく使っていた。
物語はロシア革命からソビエトが誕生する革命前後に、権力に翻弄されながらも闘う演劇の現場を描く。劇の中で劇が行われているという構造が面白く、芸術の現場の苦悩が伝わってきた。この舞台を16年前にやっていたということに驚く。
満足度★★★★
みせる力を見せつけられた
マヤコフスキィを借景にしたという側面も
伝わってきましたが、
何よりも「芝居」そのものへの
ぞくっとするほどの鋭さをもった表現に、
何度も目をみはりました。
劇場の大きさを味方につけて、
たっぷりと劇団の力を発揮していたように思います。