満足度★★★
ドリフネタが少なかったのはちょっと残念
チラシなどの説明とタイトルから幕末ものにいかりや長介とザ・ドリフターズを合体させたものというのは推測できたものの、その割にはドリフネタが少なかったのはちょっと残念。
入浴シーンで「いい湯だな」を口ずさませたり三味線で「タブー」を奏でたりする小ワザは巧いが肝心の5人の「男芸者」によるコントをもっと盛り込んで欲しかった。(そうすると全体のバランスが崩れるような気もするが)
とはいえ、勝、桂、坂本、西郷、中岡、高杉、新撰組隊士から家茂、慶喜や天璋院、和宮など「幕末オールスターズ」的な人物たちによるパラレルワールドでの「大政奉還秘話」、虚実取り混ぜ面白可笑しく殺陣まで盛り込みバランス良く描いて楽しい。
また、舞台後方に日本地図(蝦夷を除く)を掲げ、その部分部分にピンスポをあてることで舞台上で演じられている場がどこ(京、江戸、長州、薩摩など)での出来事かを示していたのはナイスアイデア。