レパートリーシアタVol.23
オダサク×ダザイ
実演鑑賞
劇団キンダースペース アトリエ(埼玉県)
2009/06/09 (火) ~ 2009/06/14 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.kinder-space.com
期間 | 2009/06/09 (火) ~ 2009/06/14 (日) |
---|---|
劇場 | 劇団キンダースペース アトリエ |
出演 | 瀬田ひろ美、平野雄一郎、小林元香、深町麻子、秋元麻衣子、田中修二、安食真由美、誉田靖敬、森下高志、清水拓也 |
脚本 | |
演出 | 原田一樹 |
料金(1枚あたり) |
1,500円 ~ 5,500円 【発売日】2009/05/01 前売券 3000円(当日券 3300円) ペア券 5500円(お二人でご入場の方) 養成所割引 2500円(大学・専門学校・演劇養成所生徒対象) 学生割引 1500円(高校生以下対象) ※二回観劇券 上記料金+1,500円 この料金で〈織田〉〈太宰〉両作品をご覧になれます。(ペア券は上記料金+3,000円) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | キンダースペースはこれまでに四十本を超えるモノドラマを作ってまいりました。 モノドラマとは、近代のわが国の小説家の短編作品を、一人の俳優によって一つの演劇作品として舞台に立体化する試みです。 俳優はここで、語り手、登場人物、そして作者が作品にこめた文学そのものを、三つながら体現します。 今回は、そのようにして作り上げてきたモノドラマの方法をもう一つ推し進め、十人の俳優によって、 織田作之助、太宰治、それぞれの作品を上演します。 この二人の作家は、昭和の戦前から戦中、敗戦直後という時代の元に、日本人であるということを称揚する小説を、 決して健康とはいえない身体と反比例するかのような強い創作エネルギーで、発表し続けた文学者です。 太宰は今年生誕百年を迎え、四年後に生まれた織田作之助は没後六十二年となる今年、その生の最後の瞬間まで、 血と闇と生活、その全てと格闘した作家の作品を数本。 その間からさしてくる強い光は、いま生きている我々自身の生のあり方を照射します。 取り上げた作品は、太宰が自らの二回目の心中未遂を書いた「姥捨」(狂言だという見方が定説です)。敗戦をむかえたその瞬間を物語の発端とした「トカトントン」。遺作のグッド・バイにもつながる文体で終戦後の風景を捉えた「メリイクリスマス」。そして、これは遡るのですが、太宰版のゴドー待ちとも言える「待つ」。 織田作之助は。その、独特の人生の切り取り方で、実直を絵に描いたような風呂屋の釜焚きが、一度だけ過ちを犯そうとする様を描いた「人情話」。同じように、主人どうしに決められた結婚を、奉公する女の側から描いた「許嫁」。なくなった妻の一代という名の、一番の馬券を買い続ける男の「競馬」。織田作には珍しい、かけなくなった自己を見つめた「郷愁」。いずれも織田作の距離で人生を、人間を切り取ったものです。 |
その他注意事項 | 「オダサク×ダザイを読む会」&「もうすぐ初日! ワークショップ」 ~参加すれば芝居が2倍楽しめる~ 「オダサク×ダザイを読む会」5月30日(土)18:00~ 今回の題材である織田作之助・太宰治の小説の一部を参加者と劇団員で読みます。 原作に触れ、声を出して読むことで、「モノドラマ」を観劇する面白さを、 より味わっていただこうとする試みです。 「もうすぐ初日! ワークショップ」 5月30日(土)19:30~ 演出家 原田一樹を中心に、芝居作りの行程や上演作品の紹介、演劇そのものの持つ魅力についてなど、 演劇をより身近に感じていただく為のセミナー形式のワークショップです。 両会とも特にご用意いただくものはありません。どうぞお気軽にご参加ください。 場所 劇団キンダースペースアトリエ 参加費 無料 ※要予約 ご予約はメールにて。 「もうすぐ初日! ワークショップ参加希望」とお書き添えください。 TEL 048(252)0551 (留守番電話も同様です) FAX 048(255)4342 にて承ります ■場所/劇団キンダースペースアトリエ 048(255)4342 |
スタッフ | 【原作】太宰治 織田作之助 【照明】篠木一吉・畝本奈美 【音響】小林愛 【舞台監督】坂上朋彦 |
モノドラマとは、近代のわが国の小説家の短編作品を、一人の俳優によって一つの演劇作品として舞台に立体化する試みです。
俳優はここで、語り手、登場人物、そして作者が作品にこめた文学そのものを、三つながら体現します。
...
もっと読む