満足度★★★★
変形バックステージコメディ
年末恒例の「あの人は今?」的特番に出演するかつて人気を博した役者や歌手、芸人たちが集まっている控室(=溜り=タマリ)に銃を持った覆面の男が押し入って…という状況から始まる物語。
しかし覆面の男が実は仕込みというドッキリ企画だったのにアッサリそれがバレてしまい、窮地に陥ったディレクターがドッキリにひっかかった演技をするやらせをもちかけ…といういわば変形バックステージコメディ、そのテが好きな身としてはタマラン。
しかも基本的にはコメディでありながら、かつてCMの「こども船長」(笑)でブレイクして12歳で(!)劇団を立ち上げ作・演出もこなしたものの現在はなかずとばずで辞めることを考えていた俳優を筆頭とした「どん底」な面々が「現状からだったらいくらでも立ち直ることができる」とポジティブになる終盤は感動的だし、存在感が薄く唯一見せ場がなかった「おワン子クラブ」(笑)出身のアイドルにスポットが当たる締め方もイイし、序盤でホワイトボードに書いておいた「盛り上がる要素」が最終的にすべて揃うというのは巧い。
満足度★★★★
安心してみられます
作演の金沢知樹さん、おもしろいなあ。
いわゆるバックステージものですが、表舞台とのシンクロはナシ。
すごいスピード感で進んでゆくので、息もつかせぬという感じです。
ちょっと三谷幸喜っぽい作りになってました。
MC役の松野太紀さんって声優さんなんですね。