満足度★★★★★
キャラクターが立っていて良かった!
演出のキタムラさんが関わっている舞台を2度ほど観て興味がわき、
Z団の公演も観させていただきました。
2回観て、あまりに良かったので3回目観に行きました。
もともと新選組が好きなので贔屓目に見てしまうところはあるのですが、
3時間の公演とは思えないくらい時間があっという間でした。
キャラクターが立っていて、掛け合いがとても面白く、
花道を使った殺陣もカッコよかったです。
ただ蒼井さんの演技が不安定で、もったいなかったです。
ぜひ再演して欲しい作品です。
満足度★★★
ダイナミックな演出はまさに「娯楽時代劇」
鬼の文字が使われているので伝奇系かと思いきや、土方歳三を主人公に据えた幕末モノ。その意味では一昨年の高杉晋作を描いた第6回公演『ハナレウシ』と同系列。
本作を含む8回の公演(番外公演が1回ある)の中で一番舞台が広いであろうこの会場だけに殺陣を筆頭としたダイナミックな演出はまさに「娯楽時代劇」。オープニングのクレジットや音楽の多用はちょっと映画っぽくさえもあるか?
娯楽という点では女スリと少年のコンビが「志なら持っているぜぃ!」と入隊を志願して、スリは情報収集役に、少年は近藤勇の養子に、なんてエピソードなども絡ませてあるのがミソ。
そんな彩りもあったので、第一幕75分、休憩15分、第二幕95分と、休憩込みで3時間を超える大作もさほど長くは感じず。
ただ、土方の五稜郭での戦いまで描くので終盤でちょっとモタついた感はアリ。
満足度★★★★★
格段に良くなっています!!
4/23マチネを拝見して、強く惹かれる何かを感じて再び観てきました。
もの凄く、良くなっています。
連日のマチソワ公演で、キャスト陣はかなり疲労しているようです。
ですが、それが結果として肩の力が抜け、より良い芝居へ結びついているように思いました。
新人の方々も各配役が乗り移ってるかのようで、観てる側もスムーズに感情移入できました。
本は変更されていないようなのですが、個々人の演技に吸い込まれて、すっかり泣かされてしまいました。
特に、座長の根本正勝さん演じる土方歳三の凄みや悲壮感と、やまだまいこさん演じる周平の愛らしさと切なさが、心に強く残りました。
満足度★★★★
迫力と殺陣に感動!
音、光、殺陣、感動しました。
この日のマチネでは、全俳優陣に硬さが観られるものの、ベテランキャスト陣は概ねミス無く演じられていました。
新人の俳優さんには台詞トビなども見られましたが、
そのミスを上回る迫力ある舞台を見せて頂きました。
お紋役の 真山奈緒さん。
恐ろしく腰が据わっていてキレのある殺陣と、和装のときの艶っぽさ。
一発でファンとなりました。
周平役の やまだまいこさん。
ちばてつや氏の漫画に出てくるような、元気で素直で愛らしい少年を演じています。
演出の キタムラトシヒロさん。
まるでロックコンサートのような爆音と音楽。
散りばめられた笑い。
計算された舞台装置と効果。
素晴らしいと思います。
もう少しだけ泣かせ所で引っ張って頂いて、深めの笑いが1ヶ所でもあれば私にとって理想的な舞台でした。