満足度★★★★
準備公演が「黒」であれば、今回は「白」
ちょうど1年ぐらい前に、こまばアゴラ劇場で、『五人姉妹・準備公演』を観た。目が覚めるような舞台で、これを観たことで「小劇場は面白い」と気づき、今のように舞台にいそいそと出かけるきっかけになったと言ってもいい。
つまり、私にとって『五人姉妹』は、エポックメイキングな作品だったのだ。
だから、今回の『五人姉妹』は観るべき舞台であった
満足度★★★★
融合していく中で浮かび上がってくる
たくさんの台詞が漣のように舞台を覆う中
眠りと喪、リズムと休息が舞台全体を包み込んでいく感じ
シャープなライティングや時間を俯瞰するような映像
切れのある役者達の動きに息を呑みながら、
舞台からやわらかくあふれ出る揺らぎのようなものに
時間を忘れて見入ってしまいました。