満足度★★★
消える影
人間の影が消える。
いるはずの操り手がこの世から消えていく。
本当に素晴らしい人形操りだと、ふっとそんな瞬間が現れる。
夢幻の世界への入り口だ。
操り手のスキルにムラがある。
ベテランの見事な表現と、若者達のまだ未熟な表現。
舞台の上で一つになると、どうしても強烈な夢幻へのたびの邪魔になる。
しかし、伝統芸能を引き継いでいく若者がいるということもまた、それは素晴らしい事であると感じる。
満足度★★★
凝縮された空気の中で
人形は糸で操られています。
それは分かっているのに、その動きを見ていると
いつしか心の動きや想いまでも伝わってくるかの
不思議な感覚に捕らわれて…。
三番叟はコミカルに、鈴ヶ森は賑やかに、そして
八百屋お七は情熱的に…。
それぞれの人形と繰り手の紡ぎだすドラマに、
いつしか惹き込まれていました。
満足度★★★
浄瑠璃と違う点は
「人形」というものの面白さを魅せてくれる感じ。
1人一体操っていて、それぞれ芸が細かい。
細部にも笑いやいのちが宿っている。
追記したい<2009年4月27日>