#015
#015
実演鑑賞
萬劇場(東京都)
2007/04/26 (木) ~ 2007/04/30 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.dna-system.com
期間 | 2007/04/26 (木) ~ 2007/04/30 (月) |
---|---|
劇場 | 萬劇場 |
出演 | 西畑聡(劇団ボスカレ)、渡辺美弥子、道井良樹、小原雄平、中川崇宏、高松亮、澤村一博、なしお成、野口雄介(神様プロデュース)、南佳那、瀬尾卓也、窪田智美、中泉裕矢(経済とH)、尾本貴史、小笠原佳秀(劇団ボスカレ)、佐々木いつか、中川優子 |
脚本 | 竹田哲士 |
演出 | 竹田哲士 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 2,300円 【発売日】 全国の夏子さまは無料!(要予約) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ―こうして彼女の中で私達家族は消えました。 【あらすじ】 拘置所の前で差し入れ屋を営む高原和彦は、最近、安芸という女性と再婚した。 和彦には3人の子供たちがおり、3人ともいい大人であるので、今さらの再婚にとりたてて反対でもなかった。安芸は働き者で器量もよかったのだが、時々おかしな言動をすることもあり、それが3人の子供たちにとっての気がかりだった。 ある日、安芸を訪ねて田村という若い女性が来店する。知りあいのようであるが、本人はそれを否定する。実は、彼女は安芸の実の娘である。安芸は「既視感」というものに憑りつかれていた。 自分がたった今体験した事柄を、ある瞬間、急に忘れて、もう一度同じ行動をなぞり直す。それを「既視感」と思い込んでいる。傍から見ればそれは同じ行為を繰り返しているだけなのだが、彼女にとってその時間は常に初めて体験するものであると思い込んでいて、またそうでなければいけないという強迫の観念があった。 彼女自身が何をどう繰り返すのも自由であるが、彼女はそれを周囲の人間にもごく当然のように要求する。 さっきと全く同じ言動をしないと、 「違う」 の一言で片づけられ、その者の存在は、安芸の中で初めからなかったものとされる。 訪ねてきた娘は、まさにその被害者であり、安芸の意識の中で封印された存在なのである。 彼女の場合、父と兄とを交えた4人の夕食の風景の再現に失敗し、田村家は家族ごと消え去った。 安芸は法律上は未だ田村家の人間でありながら、そうとは知らず高原家にやってきた。 田村家の父・征大も、安芸の中で消えている存在である。彼は復活する事を狙っている。方法はある。 他人の行動を自分が抜かりなくなぞり、その人として安芸の中で存在する事だ。他人の存在を乗っ取る事だ。 その為に、彼は高原家の屋根裏に長いこと潜み、その時を狙っている。 高原屋は二階が貸アパートになっており、個性的な住人達が暮らしている。最近、床下に人の気配を感じ ていた彼らは、潜んでいた征大を捕獲する。事情を正した彼らは、田村家に同情しつつも安芸の異常さに呆れる。下では安芸の繰り返しが始まっていた。彼女の記憶の通りに行動しない和彦は安芸の意識の中から消去される。 征大はその瞬間を狙っていた。 屋根裏から飛び出した征大は、和彦がやり損ねた行動を安芸の記憶通りに完璧に再現し、自らを和彦と認識させることに成功した。高原家の家族が安芸によって次々に消去されていくのを尻目に、征大は息子の慶太と娘の久実を高原一家と入れ替えて行く事で、家自体を乗っ取り、家族をやり直そうとしていた。 家を追い出された和彦は、二階の住人の助けを得て、再び元の家族を取り戻そうとする。 毎日毎日、安芸は同じ事を繰り返し、誰もが消去される恐怖に怯えながらの生活が延々と続くとばかり思われた。その時、チャンスが訪れ和彦は安芸の前に躍り出るが―。 安芸は、高原屋という差し入れ屋を一人で切り盛りしている。 今でもそう思い込んでいる。 ―違う。そんな所にはいなかった。 ―…抜かった。 これは気持ち悪い数組の家族達のロジカルホームドラマ。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | ■ 企画制作 村上朋弘 ■ 照明 岩田麻里(C.A.T) ■ 音楽・音響 榊原正吾/小見山朋子 ■ 音響操作 古場田良子 ■ 舞台監督 村尾俊明 ■ 舞台美術 佐藤貴之 ■ 衣裳 オフィスFLIP-TOP ■ 宣伝美術 煽動屋企画 ■ 小道具 オバラック ■ スチール撮影 荒多恵子 ■ 映像撮影 大瀧光司 ■ 制作 村上朋弘/西村知紗/酒井智代/松平信維/高岩健吾 |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー6
―こうして彼女の中で私達家族は消えました。
【あらすじ】
拘置所の前で差し入れ屋を営む高原和彦は、最近、安芸という女性と再婚した。
和彦には3人の子供たちがおり、3人ともいい大人であるので、今さらの再婚にとりたてて反対でもなかった。安芸は働き者で器量もよかったのだが、時々おかしな...
もっと読む