満足度★★★★★
本谷有希子は世界にただ一人
あー、やっぱり、この人は他に類を見ない鬼才だと思いました。
前回のパルコ公演が今ひとつだったので、今回も恐る恐る行きましたが、もう、あり得ないくらい、潔い展開が、小気味良くて、話の内容は、かなり陰鬱なのだけれど、何だか妙に爽快感さえ感じてしまう!
後半のりょうさんの演技には度肝を抜かれました。
女優さん、皆さん怪演で、一瞬も息の抜けない舞台でした。
何十年か前にタイムスリップできたら、本谷さんのような芝居を私も書いているかもと、勝手に、親近感を覚えているので、次回公演も楽しみでなりません。
満足度★★★★
愛と憎しみ全開の舞台でした
うー、ドロドロだよー。
映画版『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は見たが、
初の劇団本谷有希子。
登場人物みんな変なのはケラさんに似てるが、
どうもドロドロしすぎてて?なんかスッキリしない感。
↑やっぱ、男にはわからない感覚なのかな?
でも、面白かったです。
後半のりょうさんのふっきれ具合が良かった。
正直、この舞台観るまでなんか苦手な女優さんだったが
好きになった。
満足度★★★
苦虫、、、
初「劇団、本谷有希子」でした。
素晴らしい役者陣、そして、なんとも言えないストーリー、、、
これが「劇団、本谷有希子」なのですね。
う〜ん、すごすぎる。
満足度★★★
フルスロットルの「本谷節」…
…どころかそこに水溶き片栗粉をたっぷり加えて熱処理しました、みたいなドロリとした感触。(笑)
男性作家では女性たちのこういう関係をこんな風にドロリとしがらもユーモラスに描くことは難しいのでは?(鬼才K氏なら可能か?…でもちょっとタッチは違いそう)
しかも主人公と義姉・義母がりょう、松永玲子、木野花という「超」がつくほど強力な布陣で、そこに『腑抜けども…』映画版で演技開眼した(←私見)若手実力派の佐津川愛美(実は今回の一番の目当て)も加わっているのだから女優系としてはタマラン。(本谷作品常連の吉本菜穂子は今回はワキに徹していた感じ)
で、実は内容的にはその「ドロリ」がやや苦手ではあったものの、『カッコーの巣をこえて(あるいは巣の上を)』のチーフ・ブロムデンが脱走するラストを想起させる結末でスッキリ。終わりよければすべてよし、といったところか?
満足度★★★★★
おもしろかった!!!
いや~~~~、初、本谷有希子!!!!
おもしろかったです♪
当日券で行ったのですが、なにげに良席でした!!!!
りょうさん、ステキ♪
次回作も今から楽しみです★
満足度★★★★
生々しいですね
人間、ストレートに感情をむき出しにしたら何でもするんだろうなあ~と、感じた芝居でした。自分の中のグロさが脈打つようで恐くなる。
観てきました
確かに僕の好きな本谷有希子のテイストで、キャストも魅力的なのにも関わらず、何だか大味な印象だった。本当は怖いグリム童話の紙芝居みたい。1枚1枚絵をめくるようなシーンの連続。
満足度★★★★★
彼女にしか書けない
本谷さんでなくては書けない作品で、だからこそ見る価値のある作品だなと思います。
シーンがどれだけ進んでも、観客のことを驚かせてやろうとする仕掛けがちゃんとあって、最後までストーリー展開にドキドキしました。
「それ、あり得ない!」という状況も、ちゃんと飛び越えて納得させられる筆力と俳優の演技力、スタッフワークに感動。舞台でしか味わえない興奮だと思いました。
太く繊細に描かれる心の闇に息をのむ
内に芽生えたそれぞれの修羅が
ドミノ倒しのように
物語を広げていくのが圧巻。
よしんば常軌を逸した表現であっても
突き抜けなければ見えない本質があって・・・・。
今回の本谷さんは
遠慮なく、でも繊細に箍を外して
女性たちの心を暴き出しておりました。
満足度★★★★★
良かった、これで受賞して欲しかった。
女優だけの怪演。
神のような吉本さんのトークに脱力・笑わせてもらい。
その後に緊張・シビアな場面が余計染みてきますね~
りょうさんも全然負けていません!よかった。
賞は取ったけど幸せ~のラストは優しくて少々残念でしたが
今回は道程からは想像できませんが、どことなく爽やかな
車いすを押す良さんが、痛快に思えました。
難しい言葉ない演技ですが、木野花さんが好演。
ただ、最前列付近の方は字幕が見ずらいかもしれません。
☆4.5ですが期待以上だったので★5つ、後はブログで
・
蓉子を見て、「真昼のビッチ」の主人公を思い出した。
満足度★★★★
さすが
前回の作品で消化不良でしたが、やっと本谷らしさが戻ってきた。松永玲子の大げさな演技と対象的のりょうの演技…おもろい。ラストはスカッとスッキリでしたよ。ダークだけどね。