満足度★★★
コメディからの切り替えが遅い
原作がしっかりしてるので、コミカルな演技をちりばめてもオモシロ哀しい人間ドラマが楽しめる。
役者は皆、芸達者だったと思う。
ただ、終盤に急に「阿修羅のごとく」なって、泣けないまま終わってしまった。
コメディからの切り替えをもっと早目に持ってこないと泣けないと思う。
満足度★★★★★
金麦の檀れいさん降板。しかしさすが星野真里さん。実質、主役じゃないですか!
ONEOR8の田村孝裕さん、金麦の檀れいさん、斉藤由貴さんを目当てに購入
…しましたら、突然の檀れいさん降板。
しかし代役の星野真里さんも、あの天然の素のキャラクターと
演じている役のギャップが好きだったので、結果的にはラッキー。
上から斉藤由貴(42),星野真里(27),山崎静代(30),大沢あかね(23)
の四姉妹と母親の物語。
檀れいさんは(37)だったので歳も配役通りの順序だったのですが、
星野さんはそれより10歳年下、しかもしずちゃんはあの背丈
だから大丈夫だろうかと思ってましたが、さすが星野さん。
しっかり、勝ち気な性格の次女になっていました。
しかも実質主役です。
向田邦子さんの小説「阿修羅のごとく」とはストーリーは違って、
モチーフにしただけとのこと。
向田さんを前面に出し過ぎているのは、宣伝の都合でしょうか。
「阿修羅…」はテレビしか知りませんが、情念のこもっていた
テレビ版と比べてもシリアスさが全然違って、
本作は、ほとんどコメディのようです。
それでも「ゼブラ」のエピソードは泣けます。
ですから本作は、四姉妹と優しい母親の想い出の話として
良かったです。
満足度★★★★
流石!
ONEOR8で過去に2回上演された代表作だけあって
さすがに素晴らしい出来です。押しすぎず引きすぎず。
檀れいさんの体調不良による降板で、代役に星野真理さん。
わずか1週間ほどの稽古とは思えない堂々っぷり。
# ストーリーを追うと、星野さんが主役なんですね、これ。
斉藤由貴さんも好演で、(さすがに中学生役は‥ですが)
静と動、こんなに見事に表現できるようになったのかと
実質上の主役を張っていらっしゃいました。素晴らしい。
母親役にはONEOR8からの和田ひろこさん。
もう、ゼブラのシーンは涙なしでは観られません。
正直、「東宝芸能の舞台でしょ?」くらいに舐めましたが
脚本・演出だけでなく、演者さんにも大満足な作品でした。
2時間があっという間。9,000円の価値は充分にありました!