満足度★★★
女性的
いい意味で。それ故なのか、やっぱり女優さんがより魅力的に見えました。
でも母親役や落としどころは難しそうな印象を受けました。
決して派手でも衝撃的でもないのですが、じんわりと響いてくるような上質な作品でした。
「帰れない夜」も観たかったです…
満足度★★★
しっかりした劇団
KAKUTAは役者も上手いし、何もかもしかり作られていて安心して見られる。
が、今回は伝わってくるものが少なくてちょっと残念だった。前回は好きなタイプのお芝居じゃないにも関わらず、感動で号泣したほどなのに。
基本的にお話はしっかりしているのだけど、根底に「この話を何が何でも書きたかった」という意思を感じない。
最後のお母さんがシワを書いて出てくるところでかなり物語にスパイスが効いた。
けど、それでももう一歩足りなかった。
満足度★★★★
日本の田舎の夏
桑原主宰の処女戯曲にして01年上演の『とまと2001』(未見)の再演改訂版で、夫を亡くしてから肉体が若返り始めた女性とその子供たちや周辺の人々の物語、『Bンジャミン・Bトン』を想起させる特異な設定もありつつ、それよりも「日本の田舎の夏」がシッカリ描かれていてなんとも懐かしい。(子供の頃の旅行先や学生時代の夏合宿などの思い出が蘇りまくり)
また、そんな不条理な出来事を何とか受け入れ、しかし(親類も含めて)他者には隠そうとする家族の姿がどちらかと言えばユーモラス。
家族が隠そうとしているのに本人は開き直りか「いーじゃん、別に」みたいな状況なので、ご家族のご苦労、お察しします、みたいな。(笑)
さらに、交互上演のもう一方である『帰れない夜』と骨格は同一ながらかなり趣を異にする装置にも感心。
あと、開演前に劇中人物が持ってきたラジカセから前説が流れるという趣向も楽しい。
満足度★★★★
帰れない夜も観たかった。
とても面白かった。突飛な発想の物語だが、時間を忘れて見入ってしまった。次回作も楽しみ・・・というより「帰れない夜」も観たかったのだが、スケジュールが合わなかったのが残念。とっても残念。
満足度★★★★★
初KAKUTA!
この劇団(今回の作品)、最高でした。
ストーリーはごく普通だったにもかかわらず(奇をてらった部分はない、という意味)、幕開けから最後まで、観ていて演出に無駄が一切無い(というか、むしろ細かいことも手を抜かずに一生懸命演じているのが伝わってきた)感じがして、すべての場面が台本に書かれた(あるいは演出家の)計算どおりに進行している印象だった。
こんな舞台(劇団)は、今まで見たことがなく、ほんとに感心した。
あるいは今回だけなのかも知れないけど・・・。でも、平日の14時の回なのに、場内はぎっしりとお客が入っていたから、それなりの実力を持っている劇団として広く認知されているということなのかもしれない。
もう一度(次回作を)観てから、贔屓にするか、判断したいと思う。
満足度★★★★
衣装かわいい。
ちゃんと笑える空気にしていくところが、KAKUTA良いわー。
お客さんも、了解しているんですよね。
でも、その了解はとても大切だなあと思いました。
娯楽という言葉が似合う。良い意味で。
コメディーなだけじゃーぁねーんだよって感じが良質です。
満足度★★★★
女として、人として
昨日の続きに今日があって、今日から続いて明日があるっていう当然のように感じていたことが、覆されてどきっとしました。続いている自分は線で捉えられるけど、それ以外のものはどんなに近くにあってもどんなに遠くにあっても自分と交わる点でしか感じることはできない。ぐさりと痛い部分でもあるけどやさしく示してくれて、哀しいのに元気になりました。
スズナリだから当然指定席かと油断してゆっくり行ったら、自由席。自分的にはいい席で観られたので満足でしたが。
満足度★★★★
新たな出会い
スズナリでお芝居を観たのは今回が初でした。
すごく優しくて包み込むようなお芝居でした。
ゆっくりと時が流れていくんですが、
間延びすることなく細かいところまで
こだわりが見える濃密さが魅力でした。
素直に観れて良かったと思える作品の一つですね。
満足度★★★★★
大満足
設定自体は、ありえない話でしたが、家族との距離、他人との距離間が実に自然に演じられていて、いい作品でした。
これだけのものを見せられると同時上演されている方も気になっていますし、同じ作品「さとがえり」をもう一回みたい気持ちもあります。
満足度★★★★★
すごいです
素直におもしろく、素直に拍手できる作品でした。
コメディじゃないのにわらけて
1時間半凝縮、濃密な時間をありがとうございました。
10月が楽しみです。