満足度★★★★★
千秋楽
初日を観にいって、舞台で動く人らをもっかい見たくて観にいきました。
なんて打ったら伝わるんだろか。
あの顔と、言葉と、
団長さんが作るお芝居の、言葉の意味とか見せ方とか、
誰が浮いてるわけでも沈むわけでもなく。
時代劇。
生き証人が居ない今。ホントかウソかもわからない。
刀があった時代には、生と死の、どちらかのことだったんでしょ。
役者さんが恐怖のあまりに顔が笑って『つえぇ』と言うシーン。
殺陣もキレイに刀が合う合わないは、テレビの中だけでいいと思ってるから置くとして。
「死ぬ」と思って動いてる。本気で思って。その本気を見てたら、鳥肌がたちました。
なんのための、誠か。だれのための命かとか。
女を隠して男で振舞う女の理由。男が男を女のように慕う姿とことば。
血の、命の、誕生と、最期と。それでも終わらず続いてる。
形あるものはいつか無くなるんだね。
残るものがキレイすぎて、切なすぎて、自分の明日を考えてしまいました。
始まれば終わる舞台で「終わらないで欲しい」よりも、
「終わるからこそ」と思えた、SKGの桜襲です。
また観たい。観られないから、寝起きみたいな気分になります。
夢と違うのは、この先、DVDやらビデオになること。
確認みたいな感覚でフォトアルバムの気分で、また観たい。