桜襲〜さくらがさね〜 公演情報 桜襲〜さくらがさね〜」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    千秋楽
    初日を観にいって、舞台で動く人らをもっかい見たくて観にいきました。
    なんて打ったら伝わるんだろか。
    あの顔と、言葉と、
    団長さんが作るお芝居の、言葉の意味とか見せ方とか、
    誰が浮いてるわけでも沈むわけでもなく。

    時代劇。
    生き証人が居ない今。ホントかウソかもわからない。
    刀があった時代には、生と死の、どちらかのことだったんでしょ。
    役者さんが恐怖のあまりに顔が笑って『つえぇ』と言うシーン。
    殺陣もキレイに刀が合う合わないは、テレビの中だけでいいと思ってるから置くとして。
    「死ぬ」と思って動いてる。本気で思って。その本気を見てたら、鳥肌がたちました。
    なんのための、誠か。だれのための命かとか。
    女を隠して男で振舞う女の理由。男が男を女のように慕う姿とことば。
    血の、命の、誕生と、最期と。それでも終わらず続いてる。
    形あるものはいつか無くなるんだね。
    残るものがキレイすぎて、切なすぎて、自分の明日を考えてしまいました。
    始まれば終わる舞台で「終わらないで欲しい」よりも、
    「終わるからこそ」と思えた、SKGの桜襲です。

    また観たい。観られないから、寝起きみたいな気分になります。
    夢と違うのは、この先、DVDやらビデオになること。
    確認みたいな感覚でフォトアルバムの気分で、また観たい。

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