闇鍋音楽会vol.2 『The leg line』 公演情報 闇鍋音楽会vol.2 『The leg line』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     劇場には何かが居る。

    ネタバレBOX

     アクシデントや天候不順で出演者が劇場へ来れない。そんなシチュエイションの中で三々五々集まったあれやこれやの人々。無論予定していた出演者も居るには居るが香盤表を埋めるには余りにも少ない。然し穴はアケラレナイ! 観客が入るか否かも定かではない。然し穴はアケラレナイ!
     この土砂降り、凄まじい雷鳴の中で多くの交通機関がストップ、停電や事故、おまけに電話迄通じないのだ。が、素人も含め雨宿りの坊さんや食品配達をバイトでやっているラッパー、電気工事士等々が怪我や下手をすれば死をも覚悟せねばならぬ酷い状況の中でも入口を閉ざすことをせぬ劇場に逃げ込んで来た。これらの人迄巻き込んで送る妙に楽しく爽やかなショータイム。
     折々妙に哲学的で深い台詞が入り、それが夢と現実の、死と生の境界領域に位置する劇場空間で機能する。未だ国家幻想だの、法だのというチマチマした縛りに対する抵抗感も慣れも無い時代と空間に。
     これはヒトが未だ原人だった頃からの長い歴史の中で培ってきたアナーキーで自由な生き方を改めて刻印する儀式だ。自分達の想像力及び創造力と実践で勝ち取ってきた、勝ち取ってゆく姿こそが、今当に晒され共有される。自立と相互補完への息吹が新たな時代を感じさせるのは、そのショーで羽を付けた衣装を用いるシーンがあることやあの世とこの世を繋ぐ木魚や大徳寺リンのような仏具の利用、ハーモニカ、テープ音源、歌唱、ダンス、・タップダンスにシャンソン、シャンソンもどき等と共演する演目にも表れていようし、移動できるハンガー5つを利用したショーアップの巧みに、電力不足による照明・音響の二択等の困難を創意工夫で乗り切ってゆく清々しさや全体としての爽やかさに繋がって何とも言えない。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    楽しい作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    感情のツボを擽るように刺激し、クスッと笑わす絶妙な面白さ。未見の劇団だったが、よい出会いが出来てラッキー。公演はショー的に魅せるといった印象が強く、その中にドラマを展開させる、という凝らし方。そこには観客を楽しませる、といったサービスが観て取れる。実際、途中で換気休憩を入れるが、その間も役者の1人が観客参加型のゲームを行い、正解者?にプレゼントを進呈。もちろん換気の必要もあるが、場面転換や着替えに要する時間でもあり、効率よく舞台運営をしている。上手い!
    (上演時間1時間30分 途中休憩約10分) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、ぶら下がり健康器具の枠(キャスター付)のようなものが、客席側に3台、その後ろに2台置かれる。また客席と舞台の間に一㍍四方の板、その横にマイクが固定されている。これは劇中で2回タップダンスを踊るための仕掛けで、これがまた観(魅)せる。なお、タップダンスのテクニックは素晴らしいと思うが、少年・少女による演技は少し長いような(音楽の一曲と同様、ダンスにも仕舞があるのだろうか)。公演全体の流れが、一瞬止まり物語の世界観へ戻すには 力 が要ったのが少し残念。

    梗概…突然の悪天候、そんな中で公演を行うために準備する楽屋が舞台。果たしてこんな荒天候の中、観客が来るのか。そもそも出演者も色々な事情で全員が集まっていない。もう直ぐ幕が上がるが…。ちなみに器具枠は鏡であり、衣装掛けを表す。さらに落雷で停電し、蓄電源とペンライト等で段取りを話し合う中、僧侶・電気工事人・デリバリー配達人など、公演に関係のない人々が次々に現れる。出演者は往年の歌手:サラ、地下アイドル:ジル、歌手niceの姉:米田、いつの間にかデリバリー配達人:bridgeがラッパーになっている。そして劇場支配人:和也という異色な取り合わせ。個性豊かな人々が何とか公演を実現しようと、その姿に電気工事人や住職がそれぞれの専門ー電源確保という専門技術、木魚等による音響ーという協力をし、何とか公演を行う。当日の観客がリアル観客としてライヴ公演を聴いた、ということ。出来れば、上演開始迄の切羽詰まった緊張感をもっと漂わせれば、緩急ある展開になり観客の集中力・・ハラハラドキドキ感が増したと思う。

    器具枠に銀ラメ、リバーシブルで色鮮やかな5色の幕を掛け、可動し華やかな舞台を演出する。専門の楽器を利用することなく、歌はアカペラ「青い星」、音響は木魚や玩具、ダンボール箱への打突で味わいと特徴ある効果音で奏でる?という荒業。それが何とも可笑しみがあり印象深い。窮地にあっても演じる者の矜持といったものを表す。劇場支配人の小学生時代の思い出話は、例え観客1人(それが子供)であっても、役者は真剣に演ずる。また劇場は災害等が起きた時の避難場所でもあり、その意味では寺と同様だは蘊蓄話。

    まさしく停電という闇設定の中での疑似公演ー闇鍋音楽会vol.2はleg lineを超えて踏み出す一歩になったように思う。次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    とてもおもしろかった。ショーは最高でした。

    ネタバレBOX

    賞品、ありがとうございました。

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