満足度★★★
往年の日本映画のやわらかさ
宇宙飛行士養成施設での人間模様、ちょっとした謎や軽いサスペンスなども絡めた80分の中編、SPIRAL MOON出演経験者2人が立ち上げたユニットだけに出演者、スタッフに「そっち関係」の方々がいらして、結果的に「似て非なるもの」に仕上がっているのが面白いところ。
喩えて言えば、友人の子供の写真を見て、友人に似ている部分と、まだ会ったことのない配偶者に似ているのであろうところがあって、いずれにしても将来どんな風に育つんだろう?みたいな。
実は掃除のオバちゃんも判定員なのではないか、なんて展開があるので観ながら「候補者の中にも実は判定員がいるんじゃないか」などと深読みしたりして、それもまた楽しからずや。
また、厳しい判定員が根はイイ人と明かすところでふんわりとフェード・アウトするように終わるあたりが往年の日本映画のやわらかさに通ずるようにも思う。
満足度★
は?…これで終わり?
近い未来、宇宙探索隊の最終試験のため施設に集められた男女8名。
共同生活の中で、長期間ロケット内で生活出来る人間を見定めるという…
最初、ダラダラ始まって
「このまま行ったら面白くないな…」
と思っていたら、なかなか面白い設定で期待が膨らむ。
が。
何故そんな終わり方?!
ガッカリ。