実演鑑賞
満足度★★★★
時間が出来たので急きょ予約を申込み、観劇した。離風霊船は数年前の『ゴジラ』が初で今回が二度目。前回の「楽屋」に並び企画性が目を引く事と、大橋・伊東両名の名も出ていない事からプロデュースに徹した公演?と、まあ特に気にもしなかったのだが先程HPを見ると演出・出演の松戸氏が離風霊船団員であった(そういえば前説も同氏)。
会場は神学校内の礼拝堂。特に違和感なく開幕を待つ。礼拝堂には演劇やパフォーマンスを行なう場所の性質を元来有している感じがある。この会場は外界とのディスタンス感もあり、内装は新しくシンプルで不要物がなく清潔感あり、出はけの工夫もなされ、暗転がない事を除けば十分に芝居がやれていた。
出入りに多用されるのが、礼拝堂ならではの長椅子を真ん中で分けて作った赤いバージンロード。
ドラマの方は穴だらけのコメディではあるが、歌あり俳優による生ピアノあり、うまい俳優が舞台を盛り立てていた。
実演鑑賞
満足度★★★★
会場である礼拝堂は学校の施設、時には式場としても活用されているそう。
(それもあってか照明に予想以上のバリエーション)
なにしろ物語の舞台が教会そのものなので、ある意味最強。
観劇する場としても新鮮でした。
ただし劇場以外の場所で演る場合、役者さんの演技がブレていると途端に余興っぽい空気感が生まれやすいと思うのだけれど、はたして
本作は大丈夫。
可憐なヒロインを軸に、全ての役者さんがそれぞれの独自キャラを演じきっておられました。
特に突出した強烈キャラ前半「シスター」から後半「ヤリ手女性記者」へとバトンタッチしていく感じも面白く
こうなると二人のバチバチな絡みも観たくなってくるのでした。
実演鑑賞
満足度★★★★
離風霊船の舞台は十数年前にシアターアプルでやった『ゴジラ』以来だから、本当に久しぶり。とはいっても今回はプロデュース公演なので、本公演とはちょっと趣きが違うが、礼拝堂という天井の高い空間で演じられる可愛らしいお話。川口果恋さんもとてもチャーミング。
実演鑑賞
満足度★★★
「ローマの休日」に憧れた若手女優。スキャンダルで芸能界を追われた母をマネージャーに持ち、一分の隙も無いように管理された生活に疲れ果てる。朝ドラのヒロイン決定の記者会見をバックレて、憧れのローマへと逃避行。協力するのはでかいスキャンダルを狙う為わざと泳がせようとする芸能記者達と、母のスキャンダルをすっぱ抜いたことをずっと悔やみ続けている今は悔い改めた別の芸能記者達。
やはり日本聖書神学校メーヤー・ライニンガー記念礼拝堂の美しさは群を抜いている。ここで舞台が観れることの素晴らしさ。会場の持つ力。1913年に宣教師メーヤーとライニンガーが来日し伝道を始めた事を記念して建てられた。
母親役の牛水里美さんが良かった。シリアスとユーモラスの見事なバランス。クライマックスではピアノの生演奏も披露。主演の川口果恋さんはずっと自分を押し殺した損な役だが、クライマックスでは歌い(巧い!)踊り側転まで披露。もっとこのキャラで物語を縦横無尽に駆け抜けて欲しかった。替玉役松本彩楓(さやか)さんは非常に魅力的。他の作品も観てみたい。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。礼拝堂という場所を上手く利用したストーリーと演出でした。
楽しいストーリーの中に、マスコミの過度な報道について考えさせられました。
役者さん達の演技も良かったし、女性陣が皆可愛かったです。
礼拝堂で観劇という、何とも贅沢な時間を過ごせました!