以前手書きっぽいチラシを見たのはこの講談披露の公演チラシだったらしい。初めて、講談師天明...もとい旭堂南明の口演を聴いた。
率直な感想だが、俳優天明瑠璃子の役者力が発露する風情とは「別物」を見るつもりでいたのが、ほぼ変わらずであった。
相変わらず不眠気味で臨んだ事もあって「講談」の口調が始まると速攻入眠した。台詞の「間」が空くと目が開いたが、終演挨拶前の間であった。今回の目玉は南明の姉弟子南春(英国人)のゲスト出演で、「マクベス夫人」二か国語上演のうち英訳版を演じる方。こちらは「熱演」真に迫り、比較的平易な英語に訳されているらしく時々単語を拾って場面を想像した。
「講談」への興味は談志の抜き読みを介して発するも眠らせたまま。高座を見て少し近づいた気でいる(3割も鑑賞できなかったが)。