満足度★★
VR的風味の「臨死界」
この世とあの世の間の「臨死界」を描いたものはよくが、本作はそこにVR界的な風味を加えているのがユニーク。
科学的にその位置も特定できそうという設定は軌道エレベーターが実現していたり効率化によって短縮した時間を「時間貯蓄」できたりする未来故か?(笑)
その「臨死界」には「なりたかった自分」たる分身がいて、現世に戻るにあたって「それまでの自分」との選択を迫られるというのは面白い着想で、他に映画並みのオープニング映像やごく短いものとはいえ擬闘もなかなか。
ってことで、それなりに満足。