満足度★★★★★
舞台奥のスクリーンには字幕、生の音声ガイド、舞台手話通訳も付いていました。さらに開演前には出演者が一人一人自己紹介。「私はアニー・サリバン。白いブラウスに黒いスカート。黒い靴を履いています」と声と靴音を知らせます。スタッフさん(舞台監督さん?)が劇場の広さや天井の高さ、舞台の広さや奥行き、向かって左には手押しのポンプがあることや左奥に階段のセット、開演時には中央のベビーベッドに赤ちゃんのヘレン(人形)が寝かされていることなどを説明します。開演前と終演後には観客が自由に舞台に上がって見学することもできました。
手話通訳の方は舞台をあちこち移動しながら、全員の通訳をします。人物が変わるたびに自分の向きや雰囲気を変えて、話している人になっていました。時々手話通訳者も登場人物のように演じるという演出もあって楽しかったです。
良く知られているヘレンケラーのお話ですが、舞台によって違いがあって面白いです。今回はバリアフリーということもあり、いろんな方が楽しまれたのではないかと思います。
手話通訳者は一人なので出ずっぱりです。お疲れさまでした。
できたらGMG(現代名作劇場)のような、演者一人に通訳者一人がつく舞台をまた見たいと思います。