満足度★★★
2時間10分の尺は、長く感じない。誰にも、何処にも、様々なモノに、ドラマがあり、そこに生きる人達がいた。
コンドームが天使の輪にみえた。詩森さんの本は、まだ、数作品しか拝見してないが、ヒトが生き生きするというか、フィクションだけど、リアルなヒトたちがいつもいて、公演までの土台作りがとても、丁寧という印象を持っている。演者の方々も、本当に皆さん、素敵な方々だ。
中高生の人にも、観劇してもらいたいなって、感じた。
満足度★★★★
鑑賞日2019/10/29 (火) 14:00
座席J列8番
価格4,300円
事前情報通りかつての「アンネの日」の男性版と言える極薄コンドーム開発秘話。
「アンネの日」同様、場の合間に登場人物たちのモノローグによる「経験談」が入るが、こちらは微笑ましいものに感じられ(私見)、改めて女性は大変だなぁ、などと思ったり。
なお、アフタートークでの「劇中の開発室メンバーは4人だがモデルである企業では3人」「劇中、社内で呑む場面があるが、近所にコンビニなどもないため現実でも同様」などの話も面白かった。
満足度★★★★
とにかく面白い舞台だった!
ちなみに私の世代?ではコンドームというと感染症予防のためのものなので、避妊としては避妊薬が…と思ってしまうのですけど。あと見に行った日が良くってアフタートークがいちばん面白かった!!!
約2時間15分。避妊具の新製品開発現場の事実を基にしたフィクション。男性同士の議論は性行為そのものから多方面に広がる。人がなぜ、何を作るのか。どうやって他者とつながるのか。生き方を問う展開に引き込まれた。敢えてやる「バカ」はいわばお約束。見た目の平明さ、理路整然とした分かりやすさをベースに、容易に賛否を選べない課題が次々と提示される。芝居だから慎重を要する私的な秘密を皆で共有できて、一緒に考えられる。若い人に出会ってもらいたい。碓井将大さんのキラキラは本物だった♪
満足度★★★★
内容はおもしろい。が、あんなに皆がやる気満々で前向きな会社は見たことがない。売上落ちてきているのに。異様というか非現実的というか、そこが気になってしまった。芝居でそんなことを気にしても意味ないのだが・・・。
満足度★★★★★
面白かった。めっちゃ面白かった。
コンドーム新製品開発に取り組む開発部を中心に企画・広報・営業、それぞれの立場と個人としての想いを、序盤は笑い多めに、そしてしだいに切実に描いていく。
男性側から見た性の話だけれど、女性作家ならではの目線が感じられて心地よかった。
満足度★★★
プロジェクト物の新書本を立ち上げたような味気無さが残る舞台だった。
男女の性の営みを、その必然である出産の成否を人工的に塩梅するコンドームから見る、というのは、小道具的には意表を突くスキャンダラスで面白い発想ではあるが、人間のドラマは別のところにあるだろう。
舞台の前半はコンドームについてのインフォメーション、後半はコンドーム制作工場の職員たちの家族問題になるが、それを超薄型のコンドーム開発と重ねるには無理があるし、登場人物も多いので、一つ一つのエピソードが、よくある話で終わってしまう。議論や情感が深まらないのは、ほとんどのシーンが会議室で次々に代わるからでもある。会議ドラマは「12人の怒れる男たち」のように、問題の焦点を絞っていく題材にはいいが、多様な方向に展開するこのような素材には向いていない。焦点の定まらない会議で持たなくなると、あまりうまくない踊りと歌が入るのもどうかと思う。また、この素材を男性の登場人物だけで組んでしまうのも乱暴な(大胆で恐れ入るともいえるが)取り組みだと感じた。
この作者、前回のロシアアヴァンギャルドと同じく、素材で見せようとすると説明が先になって、ドラマの方向を失う。原子力発電を扱った作品のように良いときは、きれいに決まっていい舞台になるのに、どうも企画先行で出来不出来が激しい。それも作者の特徴だし、もともと芝居はテレビや映画に比べると打率は低くても、客は次への期待をする(打率一割五分までは我慢する)。ブレヒトだって駄作はたくさん、山ほどある。これはアンネの対をやってみました、というだけにとどめて次を大いに期待したい。
満足度★★★★★
初めて拝見したserial numberさんの公演、大変面白かったです!
世界最薄のコンドーム開発を目指す企業の物語。研究者だけではなく営業や広報などいろいろな立場の社員たちが登場します。ステレオタイプ的でわかりやすいキャラクター作りをされてる一方で、演技が素晴らしくて一人一人にちゃんと人生があって行動しているという納得感もあります。コメディとシリアスのバランスが絶妙で、小道具の使い方も上手いなあと思いました。
笑えて泣けて、コンドームについてちょっと詳しくなれる、そして性について考えさせられる、多くの人に見てもらいたいと思える作品でした。
満足度★★★★
鑑賞日2019/10/25 (金) 19:30
詩森の書く企業モノに外れなし、だと思っているが、本作もその期待に違わぬ秀作である。実在の相模ゴムをモデルに、薄いコンドームを作ろうとする男たちのプロフェッショナル物語で、女性用生理用品を作ろうとした女たちを描いた『アンネの日』と対になる作品とも言えるが、別に比較すべきものではない。詩森作品では常連となりつつ男優を集めて、気心の知れたスタッフが緻密な物語を描く。SEXという、ある種際どいテーマを扱いながらも、エンターテインメントにしているのは見事だと言えるだろう。初日のせいなのか、音響に若干トラブルのようなものを感じたが気のせいだろうか。
満足度★★★★★
楽しみにしていた詩森さんの企業開発もの新作。いつもながら単に新製品開発のプロジェクトX的な面白さでなく、開発に関わる全ての人のインサイドストーリーが語られるところが作品に深みを与えている。それも今回は大人の男の「ハズい」告白だったり、うまくいかない家庭環境だったりと「あるある」話しが多いので観客から共感が得られるのだろう。それにしても「アンネの日」は女性の立場からのストーリーだから詩森さんが書いたといっても自然だが、今回はこれだけ男性中心のストーリーを描けるとは、、、いつもながら敬服です。
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今日霧降行くの諦めました(号泣) 宮環事故渋滞で全く動かなくて。そもそも午前中病院行ったらやたら混んでて薬局出た時点で30分くらい遅刻だなって感じだったのにそこから宮環1時間半全く動かず。皆さん今日も盛大な「ザマー!!」お願いします。詩森ろばさんたちにもお会いしたかった・・・
5年弱前
詩森ろばさんにファンレター書いたペナキリの事とかも書いたので10枚いってしまってはじめて渡すのに10枚は多過ぎるしアカン...ヤバい...と、なり家でお手紙をほうむった...いつかお手紙渡したい...(((( ^p^ )))
約5年前
亮ちゃん出演『コタン虐殺』来年2月です!2月です。大事なことなので2回言います。 そういえば『機械と音楽』のときすでにチラシもらっていました。 作・演出/詩森ろば 2020/2/1~2/9 https://t.co/4HF823t7Eg #田島亮 #杉木隆幸 #藤尾勘太郎
約5年前
@下北沢ザ・スズナリserialnumber03「コンド―ム0.01」作/演出 詩森ろば 楽しくて眩しくて全ての登場人物たち役者さんたちがとてもチャーミングで良き作品。劇中の会議にあたしも参加しちゃってる?共有感最高!コンド―ム… https://t.co/aojBRoTlK3
約5年前
みずすまし 詩森ろば ピンクシガレット オレノグラフィティ 下北沢 和田 ↓ あなたは劇団鹿殺しオタクですね? https://t.co/cj6cpfWEr7 #よく呟く人名から貴方が何オタクか当てる
約5年前