満足度★★★★★
次回も期待!
角角ストロガのフさんは第1回公演も見て、すっかりお気に入り。
次回第2回公演で王子小劇場も決まっているし、箸休め的な力の抜けた公演かと思っていたけど、本気の公演でした。
会場は小さいし広いところではないけど、客席が全てちょうど良いくらいに段になっているし、見やすいです。
で、舞台セットは今回も凝った作りで、舞台の上手が洋室のリグング風、半分に切って下手側が畳の和室に書道セット一式。
奥にもキッチンらしきものがみられ、このしっかりしたセットを見ただけで力の入り具合が分かりました。
と言うか、手を抜けないのでしょうね。
今回は前回のオムニバス的な作りから少し変えて、同時多発的に時間も空間も捻じ曲げて話が展開するけど、全てあるひとつの帰着点に向けて明確に動いているため、中心がブレることなく良くできた脚本でした。
またひとつ脚本のレベルを上げた感じです。
でも、褒めるばかりだとアレなので。もう少し同時多発の会話ひとつひとつを長く続けさせたり、丁寧に扱っても良いような。。。
あれだけ早いスピードでポンポンと密度濃く見せられると疲れてしまうのでした。
90分の舞台だったけど、中身は120分の舞台くらいは詰まっていました。
また、もはや角角の特色と言っても良い、食べ物にまつわる話もしっかり展開されていて、食べ物に異常な存在感と生命感を感じるのでした。