嗚呼、萬朝報! 公演情報
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公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

嗚呼、萬朝報!

温泉ドラゴン(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
2010年結成。現在のメンバーは、阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健、シライケイタ、原田ゆう、の5人。劇団に2人の劇作家を擁し、オリジナル作品を定期的に上演する。創作した舞台芸術作品を通じ「生と死」「人を愛するということ」「国家とは」といった人類普遍のテーマに挑み、問いかけ、掘り下げる。日本国内のみならず、海外の表現者や観客と交流し、国家や文化の違いを超えて理解しあえる上質な作品を作ることが目的である。
大胆さと繊細さを兼ねた演出が持ち味のシライケイタは「若手演出コンクール2013」で優秀賞と観客賞をダブル受賞し、第25回読売演劇大賞(2018年)では杉村春子賞を受賞。また、原田ゆうは2012年の劇作家協会新人戯曲賞大賞、2014年の「日本の劇」戯曲賞最優秀賞を受賞している。近年、作品ごとに俳優を集めて公演を行うユニット体制や、作・演出を一人が兼ねることが主流になりつつある日本の演劇界で「温泉ドラゴン」は作品のクオリティを担保するため固定メンバーでの作品作りを行っている。
応募公演への意気込み
本作は、明治時代に創刊された新聞、「萬朝報」をつくった黒岩涙香の半生を描く。新聞紙条例や讒謗律が存在し、権力に対して歯に衣着せぬ姿勢や痛烈な社会批判によって、しばしば新聞も発行停止処分にあっていた明治時代。新聞紙各社がこぞって値上げをする中、萬朝報は価格を据え置き、萬朝報に書いた記者の記事には一切手を加えなかったりと、涙香の「自由」には快活さと信念が伴い、その姿勢は現代を生きる私達も大いに刺激される。しかしながら、「萬朝報」は世間のスキャンダルを報じることに対しても貪欲であった。現代では、メディアが著名人のプライベートを暴く記事を扱うこと対して批判が寄せられることも多いが、萬朝報はスキャンダルやゴシップ記事を武器に部数を伸ばしていった事実がある。ゴ一時は東京の新聞の中で発行部数1位を誇っていた萬朝報であったが、日露戦争開戦により、萬朝報を取り巻く状況、そして涙香の思想も一変。
「閉塞感」や「不寛容社会」というキーワードが頻出する現代において、萬朝報をメインの舞台とする涙香の半生を通じ、個人の人生における「自由」と、社会と個人の関わりについて描き出す。
将来のビジョン
近年、作品ごとに俳優を集めて公演を行うユニット体制や、作・演出を一人が兼ねることが主流になりつつある日本の演劇界で「温泉ドラゴン」は作品のクオリティを担保するため固定メンバーでの作品作りを行っている。また「演劇」が社会の中でどういった役割を果たすことができるのか、つねに今の社会を見つめながら問い続け、敢えて「生と死」「人を愛するということ」「国家とは」といった人類普遍のテーマに挑み、掘り下げることに挑戦している。
今後は創作した作品をレパートリー化し、再演できる体制にしていきたいと考えている。また、それと同時に、地方での公演も行えるようにしていきたい。
現代で「演劇」というメディアだからこそできることを、演劇の可能性を諦めずに問い続け、作品として提示していきたい。

公演に携わっているメンバー(6)

ふるかわ
演出助手

「嗚呼、萬朝報!」に携わっているメンバーです。
いわいのふ 健
役者・俳優 ナレーター

「嗚呼、萬朝報!」に携わっているメンバーです。
Kー太
役者・俳優 脚本 演出

「嗚呼、萬朝報!」演出です。
sakamoto
役者・俳優

「嗚呼、萬朝報!」に携わっているメンバーです。
ハラダイナ
脚本

「嗚呼、萬朝報!」作
植松侑子
制作 当日運営 その他(票券)

「嗚呼、萬朝報!」制作です。

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