憂世彼方 -霧の花街宵乃籠釣瓶-

劇団アニマル王子（東京都）

公演に携わっているメンバー：11人

団体紹介

2003年設立された劇団アニマル王子は、東西の古典を組み合わせたオリジナルストーリーを、圧倒的なスピード感と力強さで上演する団体です。
劇団モットーは「強い演劇」を作ること。
「忠臣蔵」と「ハムレット」を組み合わせた「元禄ハムレット」、人形浄瑠璃の「妹背山女庭訓」と「ロミオとジュリエット」を組み合わせた「近松ジュリエット女庭訓」など数々の作品の上演歴があり、今回で本公演20回目となります。

【招聘公演】
2010年京都で開催された「佛教大学開学100周年企画」に招聘いただき、能の「黒塚」とシェークスピアの「マクベス」を組み合わせた「黒塚マクベス」を上演しました。
また、上記公演が大変好評だったため、2015年京都で開催された「世界鬼学会シンポジウム」に招聘いただき、歌舞伎の「娘道成寺」と現代劇を組み合わせた「DOJOJI」の上演しました。

応募公演への意気込み

劇団アニマル王子の第20回本公演作品は、作品の原案に吉原百人斬りで有名な歌舞伎の名作「籠釣瓶花街酔醒」とイギリスで連続発生した猟奇殺人事件「切り裂きジャック」を融合させた、新作オリジナルストーリー。
総勢30名のキャストが織りなす様々な人間模様を、吉原の艶やかな世界を舞台に描きます。
殺陣あり、ダンスあり、常に限界に挑戦し続けるアニマル王子は、今回も息つく暇なく縦横無尽に舞台を駆け巡ります！
アニマル王子が得意とするパワーとスピード感溢れるステージングをそのままに、
昨年の番外公演『ドライブインサンフラワー』を経て進化を遂げたアニマル王子の最新作をぜひ劇場で体感してください！

将来のビジョン

劇団アニマル王子は「演劇でゼロから感動を創造する集団」という理念を持って活動しています。
これからも常にお客様の前で、「本気」の芝居を提供し続け、より多くのお客様からアニマル王子を求めてもらえるように、常に芝居に対して「真摯」でありたいと考えています。

舞台の場所は問いません。大きな劇場でも、小さな小屋でも。アニマル王子の演劇を通して、「愛とはなにか」「生きるとはなにか」をこれからも訴え続けていきます。

また、劇団代表の松野は「ワークショップデザイナー」の有資格者であり、これまでも学校や幼稚園などで演劇の手法を取り入れたワークショップを行ってきました。
誰もが持っているコミュニケーション力を演劇の力を通して引き出し、演劇をより身近なものとしてもらい、観劇層・役者層双方の裾野を広げるような取り組みも継続して行っていきたいと思います。