当投稿をお読みいただき、ありがとうございます。
【稽古の仕方改革 草の根プロジェクト】の森将和です。
当プロジェクトは単に『稽古改革をしよう』と旗を振るだけでなく、稽古改革に有効と思われる具体策を実際に検証・研究することを活動の中心に据えています。
僭越ですが、ここでいくつか興味深い成果が得られた検証結果を紹介させていただければと思います。
※先日の自己紹介的投稿の返信欄に投稿しようと思っていましたが、多くの方により読んでいたければと思い、投稿を分けることと致しました。
①殆どの劇団・座組が稽古予定に組み入れている、昼夜連続稽古(いわゆる「集中稽古」)のあり方の改善について
昼夜連続稽古は、公演直前に芝居のクオリティを高める/仕上げる機会として殆どの座組で予定されるものですが、
その期間が長くなりますと、当座の生活費の確保が困難になったり、子育て等々のライフイベントに接している方にとっては対応する事が難しい、という弊害があります。
そこで、自分が過去に関わってきた公演の稽古をベースとして模擬稽古日程を仮想的に組んだうえ、検証しましたところ、
総稽古時間としては同じ時間分確保しつつ、昼夜連続稽古を一定程度低減するような稽古組みが可能と思われる検証結果が得られました。
以下の当プロジェクトのブログ記事にてまとめております。
https://note.com/union_shadows/n/nde4dd8f70382
②「香盤表」を使った稽古参加配分の調整について
通常、本番時の予定・タスク管理ツールとして用いられる香盤表ですが、その特性から稽古の参加配分に活用できないだろうか・・?
と仮説を立てて検証したところ、参加配分の調整に一定以上活用できそうだという結果が得られました。
「稽古に参加したものの、その日自分の出番がある稽古はなかった」といった状況の低減につなげられそうです。
こちらは以下の記事にてまとめています。
https://note.com/union_shadows/n/na2aa67ecfb62
稽古改革は、役者の稽古負担の低減になるだけなく、演出家・作家、その他全ての稽古の参加者にとっても同様のメリットがあります。
また、稽古のより効率的・効果的な運営につながる事も見込まれ、稽古の成果物である演劇作品のクオリティの向上にもつながります。
上記記事をお読みいただけましたら嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
【稽古の仕方改革 草の根プロジェクト】発起人 森将和
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