「アステールプラザの演劇学校」第10期 開校!!
“演劇”を、より体系的・実践的に、長期スパンで学べる場として開校する「アステールプラザの演劇学校」第10期。1コマ(1日)から受講が可能な[一般教養プログラム]は、各分野のスペシャリストをお招きして、“演劇”を多角的にとらえていくレクチャー&ワークショップ。新型コロナウイルスの影響下で変化する‟演劇“の在り方を模索し、研鑽を積みます。表現者を志す方、舞台芸術に触れてみたい方、これから考えてみたい方、興味のある方ならどなたでも大歓迎★この機会にどうぞご参加ください。
□[一般教養プログラム]実施概要
▼5/16(月)18:30~21:00
「身体表現」physical performance
*表現者の基軸となる“身体”について、マイムを基礎としたパフォーマンスで国内外を問わず幅広くご活躍の小野寺さんに学び、相手とのコミュニケーションを大切にトレーニングしながら、これからのパフォーミングアートの在り様を模索します。
講師:小野寺 修二(おのでら・しゅうじ)
演出家、カンパニーデラシネラ主宰
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で世代を超えて注目を集めている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。主な演出作品は現代能楽集Ⅸ『竹取』(2018年/シアタートラム他)、横浜ダンスコレクション2019『見立てる』(2019年/横浜のげシャーレ)、KAAT DANCE SERIES 2020『Knife』(2020年/神奈川芸術劇場)等。また、瀬戸内国際芸術祭にて、野外劇『人魚姫』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。
写真©鈴木穣蔵
▼5/21(土)15:00~20:00、5/22(日)10:00~15:00
「舞台芸術」scene
*セノグラファー杉山さんのレクチャー・ワークショップ。2021年に豊岡(兵庫県)に開校した「芸術文化観光専門職大学」の准教授でもある杉山さんに、舞台芸術の事始めをお聞きするとともに、舞台美術におけるシーンを考えていきます。空間とモノと人に着目して、気になる空間をスケッチしたり、パフォーマンスを持ち込んだりしながら、グループワークを主として、“身体知”や“共感覚”を学びましょう。
※2日間通しての受講
講師:杉山至(すぎやま・いたる)
セノグラファー*
1966年生。国際基督教大学卒。在学中より劇団青年団に参加。2001年度文化庁芸術家在外研修員としてイタリアにて研修。近年は青年団、地点、サンプル、てがみ座、デラシネラ 、DanceTheatre LUDENSなど、演劇/ダンス/ミュージカル/オペラ等幅広く舞台美術を手掛ける。2014年、第21回読売演劇大賞・最優秀スタッフ賞受賞。舞台美術研究工房・六尺堂ディレクター、四国学院大学・女子美術大学非常勤講師、NPO法人S.A.I.理事、二級建築士。演劇引力廣島 第8~10回プロデュース公演舞台美術担当。2021年より、芸術文化観光専門職大学(豊岡)准教授
*セノグラファー:舞台の空間・背景をデザインする人、舞台美術家
▼6/1(水)18:30~21:00
「演劇概論」 introduction
*演劇の成り立ち、また地域や国内外の動向や事例も参考に、新型コロナウイルスの影響下で変化する‟演劇“や劇場の在り方を模索し、これからさらに需要を増すであろうアートの役割を、多田さんと探ります。
講師:多田 淳之介(ただ・じゅんのすけ)
演出家、東京デスロック主宰
1976年生。古典から現代戯曲、ダンス、パフォーマンス作品まで幅広く創作。俳優の身体、観客、時間を含めたその場での現象をフォーカスし上演する。劇団作品の他、地域に滞在しての市民参加作品、小・中・高校でのコミュニケーション授業、大学での講義、ワークショップなどを通じて、演劇の持つ対話力、協同力を演劇を専門としない人へも広く伝える。アジア、ヨーロッパでの公演、共同製作など国内外問わず活動。2010年4月富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督に公立劇場演劇部門の芸術監督として国内歴代最年少で就任(2019年まで在任)。2014年1月日韓共同作品『가모메 カルメギ』にて韓国で最も権威のある東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。東京芸術祭共同ディレクター・ファームディレクター、四国学院大学非常勤講師、女子美術大学非常勤講師。
写真©平岩享
▼6/8(水)18:30~21:00
「アクセシビリティ」 accessibility
* 認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施するなど、超高齢社会の課題に‟演劇“というユニークな切り口でアプローチし、地域を拠点に活動を展開する、俳優で介護福祉士の菅原さんを迎え、福祉の現場と演劇の双方向から、社会における‟演劇“の可能性を探ります。
講師:菅原直樹
劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。「老いと演劇」OiBokkeShi主宰
1983年栃木県宇都宮生まれ、岡山県在住。桜美林大学文学部総合文化学科卒。平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大の作品などに出演する。2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、近年演劇、福祉のジャンルを越え多方面から注目を集める。平成30年(第69回)度芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)を受賞。
写真©草加和輝
▼7/6(水)18:30~21:00
「舞台技術」technical
*舞台の基礎や公演までの流れを、実際の資料を元に舞台監督の視点から探るレクチャーです。新型コロナウイルスの影響を受け、舞台現場はどのように変化していったのか。京都を拠点に国内外を問わず幅広く活躍されている大鹿さんと、ウィズコロナでの舞台の留意点も共に考えます。
講師:大鹿 展明(おおしか・のぶあき)
舞台監督として、演劇、ダンス、インスタレーションなど、ジャンルを越えて幅広く活動を展開。 近年はアートイベント、企業イベントのテクニカルコーディネーターも務める。京都を拠点に国内はもとより海外での活動も多数。ヨーロッパ企画、地点、木ノ下歌舞伎、KUNIO、dumb type、高谷史郎、笠井叡、ひびのこづえ、「京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT」、「MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA」など。広島では、ヨーロッパ企画の舞台に携わる。
■会場
JMSアステールプラザ諸室
■受講料
1,500円/1コマ(1日)
※当日受付にて徴収します。
■定員
20名/1コマ(1日)
※先着順(要申込)
※1コマ(1日)からの受講可
■応募資格
高校生以上で、演劇に興味があり、心身ともに健康な人。
■応募締切
各講座の1週間前
※定員になり次第締め切ります
■応募方法
所定の申込書に必要事項を記入し、JMSアステールプラザまで、郵送、持参、FAX、電子メールのいずれかで提出してください。
■その他
内容・日程等に変更がある場合は随時お知らせいたします。
なお、講座中に記録や非営利目的の広報物等での使用を目的に、スタッフが写真・動画の撮影をする場合がありますので、予めご了承ください。
■お問い合わせ・お申し込み
JMSアステールプラザ 「演劇学校」担当:金沢、林谷
〒730-0812 広島市中区加古町4-17
電話:082-244-8000 FAX:082-246-5808
電子メール:naka-cs@cf.city.hiroshima.jp
http://h-culture.jp/