いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページをご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
第37回『本読み会・サローヤン』
■作家
ウィリアム・サローヤン
■作品
『わが心高原に』
収録
ウィリアム・サローヤン〈1〉わが心高原に/おーい、救けてくれ! (ハヤカワ演劇文庫)
(倉橋健・訳)
■日時
2012年9月16日(日)13~17時
■場所
未定(都内・千代田区周辺です)
■参加費
会場代として、お一人様50円
■作品について
「パパ・ユーア クレイジー」「人間喜劇(ヒューマン・コメディ)」などの多くの小説や、ピューリッツァー賞を受賞した戯曲「君が人生の時」など、多くの作品で知られるウィリアム・サローヤンの処女戯曲にして代表作であるのが、「わが心高原に」。
貧しい暮らしをしている父子と、彼らのもとに現れたシェイクスピア俳優を名乗る老人の生活を描いた、美しく、詩に溢れた物語です。
余談ですが、『本読み会』はサローヤンの「おーい、救けてくれ!」の上演からその活動を開始しました。僕(大野)は高校で初めて出演した芝居が同じくサローヤンの「夕空晴れて」だったこともあり、思い入れのある作家です。「わが心高原に」は本当に美しい戯曲で、僕は“これが本物の戯曲だ”と思っています。実際戯曲の裏表紙にそう書き込んじゃってるくらいです。
『本読み会』で皆さんのセリフが聞けるのが本当に楽しみです。ご参加お待ちしております。
■おねがい
『本読み会』には作品を未読のままでもご参加いただけます。
ですが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性などもあるので、基本的には作品に一度目を通しておいていただくことをお勧めしています。
是非開催前に図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。(どうしても手に入らない場合はご相談ください。)
■定員について
出来る限り多くの方にご参加いただきたいのですが、申し込み多数の場合にご参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
(お蔭様で、毎回定員を超えるお申し込みを頂いております。お申し込みは先着順で受け付けますので、参加をご検討の方はお早めにお申し込みいただければと思います。)
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』の活動は不定期ですが、約2ヶ月に一度のペースで開催されています。
開催ごとに参加者を一般から広く募っており、参加いただいた方々に『本読み会』に所属してもらうというわけではありません。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
第1回『本読み会』が開催されたのが8年程前、今回が第37回目の開催となります。
また『本読み会』では講師を招いてのワークショップや講演会などを企画し、その他、数年に一度のペースで有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』では、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行ってきました。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、興味がおありでしたら、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙